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TOP > オピニオン > 【戯言遣い】きっとこの作品は誰かの心が滲み、生み出されモノ。大好きな作品を紹介します。

    クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)
    クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い




    ・・・・・・堕楽する準備は、OK?

     

     

     

    ラブライブの記事でこう言いました。

    私はポエムに限らず、小説でもゲームでも、人の心の世界を映しだした、そんな作品が好きです。


    とうことで、心の世界が滲んだかのような、蜜な作品を紹介していきます。



    小説に限らず、ゲームに限らず、ぐちゃっと並べて揃えて晒してやります。殺して、バラして、犯して、喰らって、魅せしめます。


    興味が湧いたら、ぜひ手にとってみてくださいね。

     

     

     

    1)戯言シリーズ

    クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)
    クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

     

     

     

    化物語や刀語の作者・西尾維新の小説。

    「戯言シリーズ」全9冊。



    どんなお話?

    クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)



    1、2巻のころは、ミステリー小説。殺人事件が起こり、萌えーなキャラたちと一緒に推理するモエーな小説。


    しかし巻が進むごとに、キャラクターたちの掛け合い、動き合いがメインになってくる。推理小説としての要素はなくなってくる。

    そして主人公・いーくんの心理模様が大好きになってくる。



    どんな人におすすめ?

    クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)
    クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識


     

    誤解を恐れずに言おう。




    人生に満足してて、全てが上手くいっており、順風満帆な日常を送っている。

    「いま、わたしはとっても幸せだよ」




    なんて、言える人間が読んでも、
    決して面白く無い!




    ダメ人間が駄目なやつらを見て、ほっと一安心ないし、共感し堕落し堕楽する作品なのだ。




    気持ちが落ち込んでいたり、ちょっとダウナー気味なときに読むとなおいい。「あと、少しだけ頑張ろう」と思う。もしくは「ああ、早く死にたい」と思う。


    そんな小説なんだよ。うにー。

     

     

    主人公・いーくんはこんな人間

     

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    こんな人。

    ぼくは本音を言った。

    「ぼくは生まれ変わりたくなんてないな。早く死にたい」

     

    全てのことが、間違いに思えた。

    生きていること自体が間違いに思えた。

    全てのことが、失敗に思えた。

    死んでいないこと自体が失敗に思えた。

     

     

    こんな想いをしたくないんだよ。
    こんな想いを、したくなかったんだ。

    何の為に生まれてきたのか。
    どういう意味で生まれてきたのか。

    少なくとも―――こんな想いをするためじゃない。
    こんな想いをするくらいなら、生まれてきたくなんかなかった。

    こんな惨めな、死んだほうがよっぽどマシな気分を味わうくらいなら、生まれてこなければよかった。

     

     

    この小説には、こんな人間たちばかりが出てきます。ダメな奴らばっかりなのです。



    空っぽで、虚ろで、欠けている、そんな救いがないヤツらがのさばってます。 でも共感しちゃうんです。


    いーくんの死の呟きに、共感してしまう。解り合えると思ってしまう。錯覚なんですけどね。


    けどあまりにも、心理状況が似すぎていて怖くなる。ピタっと自分という輪郭同士が合わさるような感覚。自分が吐き出している言葉なんじゃないかと、そんな気分になります。勘違いなんですけどね。




    西尾維新の文体が好き。


    彼の濃密な"欠落し”た世界観が好き。


    もしくは暗い小説を読みたい、って人におすすめします。

     

     

    <参考>

     

    2)輪るピングドラム

    輪るピングドラム 1(期間限定版) [Blu-ray]
    輪るピングドラム 1(期間限定版) [Blu-ray]

     

    きっと何者にもなれないお前たちに告げる

    ピングドラムを手に入れるのだ


    全24話のアニメ作品。


    どんな物語?

     

    余命わずかの妹を助けるために、「ピングドラム」を探す兄妹のお話。

     

     

    序盤はぐだぐだ、中盤もぐだぐだ、終盤はぐだ。全体にぐだっとしているので、切っちゃう人もいるかもしれない。けれど見る価値はあると思います。


    あーけどやっぱり人によりけりなのかなとも、思います、人を選ぶ作品かもしれません。


    最終回見終わったあとの、雑感(ネタバレなし)

     

    輪るピングドラム 8(期間限定版) [Blu-ray]


    このアニメを理解できない人は、幸せなんだと思います。一周目で理解できてしまった人は恐らく、不幸経験者。(というと言い方悪いですかね)


    そして私は、一周目で理解できませんでした。いつもならここで、自分理解力の無さを恨むのですが、今回は違いました。


    なんというか、少しほっとしたのです。

    分からないこの感情が、案外悪いものじゃないと。むしろ心地よかったのです。それがとても驚きでした。

    なぜなら、私の生い立ちは不幸ではなかったから。幸せかどうかは分かりませんが、決して辛い人生では無かったのです。



    何不自由なく、恵まれた毎日を送ってきたのです。充足はしていないけれど、不足はしていない。 不満はあるけど、不快ではない。


    そんな私に、簡単に理解できるわけがなかったのです。当然の帰結でした。得心です。納得です。

     

    ただ、理解できないなりにも、このアニメが何を伝えたいのかが感じ取れました。おぼろ気ではありますが。


    それは母親の胎内にいたときのような、絶対的な安心感に似ています。まどろみの中たゆたうようにして、ぬくぬくと、ぬくぬくとうたた寝をしてるような、春の陽気に当てられているような


    そんな、やさしい雰囲気を感じました。
    そんな、優しい終わりかたでした。
    そんな、テーマの作品でした。


    そんな「輪るピングドラム」が私はとても大好きなのです。



    どんな人におすすめ?

     


    ・日常・萌えアニメにもう飽きた。新鮮で斬新なアニメが見たい
    ・頭をフル回転、思考を空転し好転させたい



    このアニメは、ほんと心象風景が滲んだような作品です。メタファーをメタファーで包んでいます。ちょっと考えたくらいでは、理解できない楽しみがあります。


    24話すべてを見終わったころ、「輪るピングドラム」が、その作品自体が、ある隠喩になってると気づくはずです。

    知ってる人たくさんいると思いますが、まだ知らない人はぜひ!



    <参考>

    (カイバ。斬新な映像作品という意味では似通ってる、ような気がします。これも難解ですがむちゃくちゃに面白い)

     

     


    3)CARNIVAL

    CARNIVAL52

     

     

    CARNIVALはエロゲーです。


    「エロゲー」と聞くと先入観で拒否反応がでる人もいるかもしれませんが、これはプレイして損はないです。 面白いです。

    プレイ時間は15時間ほど。
    アニメ24話分+ほどですね。

     

     

    どんなゲーム?

     

    CARNIVAL (226)



    CARNIVALは、人を殺害した少年の脱走劇から始まる物語。

    レイプや暴力、虐待や学校でのいじめ、そういうダークなのが前面に押し出されてます。けれど、そういうのを目的とはしていません。


    そういう不幸な流れで、世界の在り方、自分の在り方を認識する―――そんなお話です。壊れてしまった少年と少女のお話です。


    詳しくはこちら。

    CARNIVAL 紹介記事+プレイ日記1日目│ やばい面白すぎる面白すぎるよこれっ!!

     

     

     

    どんな人におすすめ?


    CARNIVAL (583)


    ・ありふれたノベルゲームはもう嫌だ
    ・ゲームに思いを馳せて、とことん浸りたい考えたい
    ・面白ければなんでもいい


    という方、どうぞ。

     

    プレイ終了後の感想(ネタバレなし)

     
    CARNIVAL (690)


    物語の核である哲学的なテーマが、すごい良かったです。胸にぐさりと来ましたし、もう立ち上がりたくない気分にさせてくれました。


    CARNIVALが伝えたかったこと(と思ってる)が分かるのに、すごい時間がかかりました。が、それもいい思い出です。物語に耽溺するという感覚は、久々でなんとも楽しかったです。



    物語を支える、

    ・狂気がにじみ出る文体
    ・心がざわざするようなBGM
    ・今でも通用(可愛い)するイラスト
    ・壊れてしまってる登場人物たち


    といった要素要素もハイクオリティなので、興味あるかたはぜひ。

    CARNIVAL

    CARNIVAL

    (DMMなら2,800円で購入できるので、ダウンロード版を気にしないならいいかも)


    関連

    (これも全員が壊れてる作品。やっぱりエロゲー。こっちのほうが狂ってる感は圧倒的)

     

     

     

     

    4)流れ星が消えないうちに



    最後は、この本で終わりにしたいと思います。






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    photo credit: highlatitude





    大切な誰かを失い、取り残された人たちの物語。


    大好きだった人が死んで、悲しみで胸がいっぱいになろうとも、世界が終わりに満たされても。世界は廻る。


    廻り続ける。

    自分の人生は続いていく。

    どうにもならない人生が続いていく。どうしようもなく生きてしまう。



    どれだけ深く致命的にうしなわれても、どれほど大事なものが両手からこぼれ落ちても。僕らは淡々と、黙々と生を送っていくことができる。

    だから悲しいことがあったはずなのに、その悲しみがだんだんと薄れていってしまうし。亡くなった誰かの顔を少しづつ忘れていってしまう。


    それは果たして、正しいことなのか? そうしてまで生きることに何があるんだろう?



    と自問し、やがて答えを見つけるそんな物語。

    ++++++


    文体はやわらかく、初雪のようにふっくらとしています。雪のような悲しみの中に、ほっとする温かさがある。それがこの小説の大好きなところです。


    センチメンタルな気分に浸りたい方は、どうぞ読んでみてください。


     

    <参考>

    関連

    (「流れ星が消えないうちに」は現代版のノルウェイの森と言われるくらいに、似通ってます。共通の人が死んでしまい、残された彼女と親友の末路を描いた作品、という意味では。

     

    『ノルウェイの森』が心がだるおも~に作品だとすれば、『流れ星が消えないうちに』は心がぽかぽかと暖かくなる作品。

    両方読んでみると、面白いです。)

     

     

     

     

    まとめ

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    1)戯言シリーズ (ラノベ)
    2)輪るピングドラム (アニメ)
    3)CARNIVAL (エロゲー)
    4)流れ星が消えないうちに (一般小説)

     

     

    ジャンルに拘らず、蜜な作品を紹介してみました。(といってもサブカルばっかだけどね!)


    どうだったでしょうか。気に入った作品があれば、嬉しいなと思います。そして、ずぶずぶと堕楽し堕落していってくれれば本望です笑

    …………堕落する準備は、OK?




    <参考>



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    よく読まれている新ブログの記事。

















トラバ

ノルウェーの森、大好きな作品です。
何度も引っ越してもボロになっても捨てられずにいる唯一の本ですね。
今回紹介していた作品、参考にしてみます。
>タフさん

ノルウェイの森いい作品ですよね。学生の頃にたまたま読んだのですが、それ以来村上春樹にはまってしまいました。あの独特の文体にやみつきなのです。
――――――
>今回紹介していた作品、参考にしてみます。
――――――
はい。
もし気に入ってくれれば、幸いです。
自分も戯れ言シリーズ好きですYO。あれほどぶっ壊れてたいーちゃんが、まさかのハッピーエンドとか! 西尾維新は化物語が有名ですが、思い出してほしいのが、りすかなの。

ピングドラムはリアルタイムで見たので、他2つも買ってみます。幸いエロゲの方は安いみたいですし。ただ、小説の方は村上春樹キライでも大丈夫ですか?
>シバリーさん
自分も戯れ言シリーズ好きですYO。あれほどぶっ壊れてたいーちゃんが、まさかのハッピーエンドとか! 西尾維新は化物語が有名ですが、思い出してほしいのが、りすかなの。
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不幸なやつらが幸せになっちゃいけないなんてことはない。ですね。不幸なやつが不幸なまま終わるよりは、やっぱりハッピーエンドを迎えてくれたほうが嬉しい・・・! まさか戯言シリーズで泣くとは思わなかったんですが、くらっときました。

りすかは、名前だけ・・・ですね;(今度読んでみます)

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ピングドラムはリアルタイムで見たので、他2つも買ってみます。幸いエロゲの方は安いみたいですし。ただ、小説の方は村上春樹キライでも大丈夫ですか?
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おお! 紹介した作品に興味もっていだけたみたいで嬉しい限りです;;
『流れ星が消えないうちに』は、村上春樹みたいな文体・雰囲気じゃないので大丈夫・・・だと思います。よ?













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