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TOP > 今日見たアニメ > ギルティクラウン 感想│ 罪は裁くものではない

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    評価│★★★

     

     

    これはやっぱり、僕が背負うべき罪なんだ

     


     

     

    読み込みが足りなく、全然消化しきれてませんが見終わった感想をばばっと書いてしまいます。

     

    罪の王冠

     罪の王冠00102

     

    ギルティクラウンが一番伝えたかったのは「罪を受け入れる」ことなんだと思います。




    主人公・桜満集は何度も何度も失敗し、誰かを傷つけてきた。

    祭(ハレ)が死んだとき
    組織の任務を投げたとき
    学園の皆を駒のように扱ったとき

    いくつもの罪を犯し、いくつもの数えきれない過ちを繰り返してきた。 人は間違う。失敗し穢れ腐った生き物。



    だからこそ、そんな「人間」の全てを受け入れる。良いところも悪いところも、全てひっくるめて受け止めてあげる。

    楪いのりはそんな「汚い」集を許してきた。
    そのいのりだって、数々の罪を犯し汚くなっていたが、それを集に許されてきた。


    大事なことは罪を裁くことじゃない。


    罪は受け入れ、赦すもの。




    ギルティクラウンは、これを伝えたかったんじゃないでしょうか。



     

     


    20話で集が颯太に握手するシーンなんて、その象徴だと思うんです。
    グルクラ1



    颯太の罪は重い。
    間接的にとはいえ、祭(ハレ)を殺し、友だちである集を裏切った。 そんな汚れきった颯太を、集は赦す。ゆるして仲直りしようよって言います。

    普通の人間じゃこれはできません。私なら颯太をゆるせない。


    そして「こいつさえいなければ」って思います。

    こいつさえいなければ、こいつが存在しなければ、こいつが生まれてこなければ祭はまだ生きているはずのになんでこいつが生きてるんだよって具合に毎日憎みますよ。一生かかってもその憎悪は消えないかもしれない。それにくらいに憎みます。一生かけて呪い殺します。殺し壊し刺し抉り千切りぐちゃぐちゃにするに違いない。


    けれど、集はゆるした。
    そんな人間性を有してるからこそ、彼はやさしい王様たりえた。

    故に集のヴォイドは

    『他者のヴォイド(心)を格納(受け入れる)』
    『アポカリプスウィルス(罪)の分離と吸収(背負う)』

    という特性を持っているんでしょうね。


    もう一つ象徴的なシーンはこちら。

    物語の最後に集は、人類の罪を――アポカリプスウィルス因子――を1人ですべて背負い受け入れます。

    ギルティクラウン103

     

    僕に悪意を向けた人も

    誰かに愛されて生まれたんだ

     
    この言葉は「悪い人なんていない、罪がない人なんていないんだ。だから僕はゆるすよ」っていうふうに受け取りました。


    ―――締めです。


    そんな汚いぼく達は、同じように汚れきった誰かを許してあげなくちゃいけない。

    なぜなら人が生きる以上、罪はなくならない。垢が沸くように、罪も湧く。絶対になくならないものを、拒絶しても何も始まらないんだ。

    進化と淘汰の果ての果て、人類の次なるステージは全ての、誰かの罪を受けとめること――――――



    (と受け取りましたけど、どうでしょうか!)


    ++++++

     

    お姉ちゃんは傷ついたわ、集

    人を傷つけた人は、同じくらい自分も傷つけられることを覚悟しなくちゃいけないのよ


    あやまっても許してあげないんだから

    ギルティクラウン088 (1)

     
    でもやっぱり難しい!

    桜満真名が言うように、だれかをゆるすことは本当に難しいです。簡単じゃないラクじゃない、ムリのムリムリ、ダメのダメダメってぐあいにうううむずかしいなあと思います(汗

     

     

     

    ギルティクラウン088 (7)

     

     

    茨の王冠は崩れる

     

     

     

     

     

    いのりのヴォイド

     

    集がすべてのアポカリプスウィルスを体内に吸収後。いのりはあやとりを差し出します。

    ギルティクラウン103 (3) ギルティクラウン103 (4) ギルティクラウン103 (5) ギルティクラウン103 (6) ギルティクラウン103 (7) ギルティクラウン103 (8)

     

     

    正直なところ、ここよく分かりません。

    あやとりになんの意味があるのか、それとあやとりを「とった」と「あげた」行動に意味があるのか。


    ちょっと考えてみます。

     

    1)1話でのあやとり

     

    1話で、いのりは集にあやとりを差し出す場面があります。

     

    とって

    やれば できるかもしれない
    でも。やらないと 絶対にできない


    桜満集は臆病な人?

    楪いのり

     

     

     

    あやとりを取ることができなかった1話と、取ることができた22話。

    これは桜満集の成長を示しただけ?
    躊躇いもなくあやとりを取ったことから、臆病ではないとそう言っただけなんだろうか。

    なんか違う気がしますね。

    2)いのりのヴォイド


    ギルクラaf 


    いのりのヴォイドは「剣」。

    剣というのは、何かを切ったり、刺したり殺したり。または強者の証。王者の証。といろいろな意味があります。


    そしてギルティクラウン風に言うなら、”罪を殺す"という意味だったんじゃないかなと。

    あやとり=いのりの心
    だとするなら、いのりは自分の心、自分を全て集にささげ……


    いやちがう、んーなんだろ全然違う気がする。



    なんにせよ人類すべての罪を集が背負い、それをまた誰かにその罪が”赦された"ことを伝えたかったのかな・・・?

     


     

     

    雑感コーナー

     

     

    淘汰の収束点という永遠

    ギルティクラウン088 (6)

     

    淘汰の収束点

    黙示録の果ての世界だ 。これがダアトのいう理想郷。

    この星のすべては、結晶のなかの想い出となるのさ

    恙神涯(つつがみがい)

     

    ギルクラは淘汰の果てにある、永遠、理想郷、進化の次のステージをまるで「ダメ」なもののように表現します。


    冷たい氷の世界のように描きますが、私はそうは思いません。


    さっさとこの肉の檻から抜け出したい私は、精神の永続的なカタチにすごい惹かれます。焦がれます。萌え萌えです。


    肉体がないことは、それに伴う痛み苦しみ辛み恨み悲しみが払拭された世界ってことですから。想いだけがぐるぐる、ぐるぐると巡って廻っていくとこなんじゃないですかね。


    そんな世界構造に惚れます。とれとれです。

    ギルティクラウン088 (4)


    現にみんな笑ってそうで、なんとも楽しそうです。


    私は永遠を欲して、恋焦がれてるんです。こんな世界に誘われたらウンうんと頷きながら指輪っかをつくり「OK!」と言っちゃいますよ、行っちゃいます。一応私も乙女なのだ。なんちゃって。

     

     

     

     

     

    ギルクラのダメなところ

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    1)心の積み重ねがない、日常シーンがない


    ガイとの最終決戦を控えた20話(だったかな)以外すべて戦闘ばっかりです。


    爆発銃声悲鳴銃声爆発のエンドレスリピート、物語の緩急のつけかたが下手で、心休まりませんでした。日常パートがほとんどなく、世界構造とストーリーの進行ばっかり。


    それじゃ疲れてしまいます。


    一番問題なのは、その日常パートが無いのでキャラクターたちの心の積み重ねを築けなかったところ。ここが欠けると、キャラクターたちの想い、誰かに向けた感情がとてもウソっぽいんです。


    篠宮綾瀬が「仲間だと思ってたのにっ!」と言われても、観てるほうとしては、集と綾瀬にそんな関係性は無かったでしょと言いたくなります。

    集がいのりを好きな事も、いのりが集を好きな事もどうもウソくさいのです。咬み合わないというか。 ”好き”になるシーンを描いてないことが問題なんだと思います。



    こういう心の積み重ねがないので、12話でガイが死んでも「しんでしまったかー」くらいの感想でしたし、22話のラストいのりが集を置いて、どこかへ行ってしまっても特に何も感じませんでした。
    ダリルとローワン大尉たちのほうが思い入れたっぷりなのです)





    2)いくらなんでも人が死にすぎ

    いくらなんでも主要人物が死にすぎです。死んだことに意味がなさすぎです。用がなくなったら退場、要らなくなったらバイバイって具合に意味もなく死んでいくのが我慢できませんでした。


    いくらなんでも非道い。例えば



    学園生の反逆行為→のちに関わった人死亡。
    大雲の銃殺。
    そして供奉院翁が、アリサの目の前に出てきて突然死んだとき



    「ふっ、わしもこれまでか・・・・・・」


    はっ?! え?! 「このお爺ちゃんいきなり出てきて、いきなり死んだぞ、なんぞこの茶番劇( ゚д゚ )ポカーン」でした。いや本当に。



    非情な死、命の軽さを表したかったのかもしれないけど、感情移入してないキャラクターたちがいくら死んでもなんとも思わないのです。

    ぎゃくに無意味に無闇に闇雲に殺しすぎて、いらっとしました。

     

     

     

    ギルティクラウンはエウレカセブンに似ている

    交響詩篇エウレカセブン Blu-ray BOX 1 (アンコールプレス版)
    交響詩篇エウレカセブン Blu-ray BOX 1 (アンコールプレス版)

     


    エウレカ作ったスタッフがいたのか、それともインスパイアなのかよく分かりませんがすごく似てましたよね。


    例えば

    1)エウレカ=いのり 

    ・二人ともコンタクト用インタフェース
    ・序盤は感情が希薄。最後は恋を知る。
    ・アポカリプスウィルス=スカブ化(憑依ヴィジュアルが似)
    ・主人公を引っ張るキーマン(ホランドとガイ)
    ・ホランド・エウレカ、ガイ・いのり、といった具合に最初は2組ともパートナーとしての立ち位置

    ・テロリストでありながら表で活動している。(EGOIST=ゲッコーステイト(雑誌))


    決定的なのは

    ・エウレカセブン26話とギルティクラウン12話が酷似。主人公が命の重さに耐え切れなくなり、組織を投げ出し、最後はヒロインの元へ戻る展開


    です。

     

    2)王殺し

    エウレカセブンでも重要な意味をもつ「王殺し」。それをギルクラも取り入れています。(気がします)

    昔のお前なら、真名を、アダムの地位を譲っても良かった

     

    ギルティクラウン088 (2)

     

     

    王殺しというのは、ある民族の宗教的行いだそうです。

    その昔、北イタリア山中のネミ湖畔にはディアーナ女神を祭る神聖な森があった。

    森には一本の聖なる樹があって「森の王」と呼ばれる祭司が守っていた。

    王が衰えを見せるや強健な若者が聖樹の「金枝」を折り取りとり、剣を振るって彼を殺し王位を継いだ・・・。

    「金枝篇(1)」からみる「交響詩篇 エウレカセブン」との関連性 - 蒼穹のぺうげおっと

     

    「金枝」とは?
    これは森の信仰対象になっているもので、その由来は(実はかなり複雑なのだけど)簡単に言うと、豊穣の女神ディアーナ=月の女神アルテミスを指しているとフレイザーは述べています。

    (中略)

    その配偶者たる人物こそが「森の王」であり、「司祭」であったわけですね。
    聖なる森にある1本の木「聖樹」を女神と見立て、その配偶者たるものを「王」であり「司祭」として崇めたというわけです。

    ゆえに王は代々その「聖樹」を守護するわけですが、その「王」の力が衰えたるとみるや、次の王を目指すものによってその王は殺され、「聖樹」の「枝」を折ったもの、つまり「金枝」を持つものが次代の王として認められる、ということになったわけです。

    これは私見ですが、王とは常に力を持っている必要があり、それが衰えると「豊穣」や「多産」が約束されなくなるんじゃないか、と思うわけです。
    ゆえに王とは強くなくてはいけない・・・と。

     

    「金枝篇(1)」からみる「交響詩篇 エウレカセブン」との関連性 - 蒼穹のぺうげおっと

     

    「豊穣の女神」が桜満真名。彼女はこの世界に「淘汰の収束点」をもたらしくれる鍵。 見方によっては、彼女は人類を豊かにしてくれる導き手。


    それを支える「森の王」が、恙神涯と桜満集。より強い力をもつほうが女神の側近に相応しい。だから弱いヤツは淘汰されろってことで争っていたのかなと。


    ―――昔のお前なら、真名を、アダムの地位を譲っても良かった

     

     

    (といいつつ私は本書を読んだわけでもなし、王殺しをあまり理解してないので間違ってる可能性高い)

     

     

     

     

    おわり


    ちょっと辛めの感想でした。
    もう一度見ますか? と聞かれたら見ませんと答えます。それほどにびみょーな作品でした。(歌は大好きでした)


    もしリメイクできるなら、12話で終わるところを22話に持ってくれば良いんじゃないかなと思います。


    そうすれば、日常パートを割く余裕ができますし、あまり世界観を大きくする必要がなくなりますから。


    あとは世界観が未だによくわかってません。ここらへんは資料集やアニメを2周しないと追っつけないと思います。 

    なので読み込みが浅く、本当とはこう意味なんだぜっていうところを曲解してそうな気がします。

    +++++


    作品はそこまでぐっと来ませんでしたが、歌は本当に良かったです。お気に入りは「My Dearest」と「あなたにおくるアイの歌」。とくに「My Dearest」の歌詞は素晴らしい。

    守るべき大事なものが今あって
    だけど成すすべもなく立ち尽くす時は
    可能性を失って暗闇が君を覆い隠し
    絶望に飲み込まれそうな時は
    私が君を照らす明かりになるから

    たとえこの世界の王にだって消せはしないSo,everything that makes me whole

    今君に捧げよう I'm yours


    ここの部分が大好きです。
    ”絶望に飲み込まれちゃう弱い君でも、私は受け止めるよ。なにがあってもそばにいるから”と言ってるようで胸がじんじんですw

    My Dearest
    My Dearest








     

    <参考>

    ギルティクラウン 1【完全生産限定版】 [Blu-ray]
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