アニメ.エ口ゲーなどの感想が多いです。 ↓メニューバーです

TOP > 個別ルートのレビュー > 彼女たちの流儀  涼月√【レビュー】

     

    WsaS000sa044

     

    評価:★★★(3.6)

     

     

     


     

     

    永遠

    永遠である吸血鬼。吸血鬼である鳥羽莉と朱音。

    そんな二人という永遠の対として、描かれたのが涼月のお話だったんじゃないだろうか。

     

    涼月は永遠に恋焦がれている。

    ――――変化する身体がおぞましい

    ――――したたる血、生理という止めようのない現象

    ――――腐り始めた己の肉

    性の対象と見られることも――――気持ち悪い

     

    自分の変化する肉体を見て、涼月は醜悪さを感じたんだ。

    汚いこの身体を止めてほしいと。

    永遠になりたいんじゃなくて、“変わらない”で欲しかったんだ。

    だから、変わらない吸血鬼や、時間が止まった人形や、まだ始まっていないせせりに価値を見出す。

     

    “人間”は“変わりつづける”

    変わり続けるから人間なんだ。

    “変わらない”吸血鬼は人間じゃない。

    鳥羽莉は人間じゃない。

    涼月は人間だ。

    人だ。

     

    「月ごとに流れて行く血は、私にとっては悪夢そのものよ」

     

     

     

     

     

     

    「世界で3番目に嫌いじゃない」

    「涼月が好きなものって、なんなんだろうな」

    「・・・・・・お前、いつも『大嫌い』ばかりだからさ」

     

    「――――・・・・・・あまり、ないよ。好き、とかは」

     

    一番目は夕焼け、二番目はせせり――――胡太郎のことは

     

    「世界で3番目に嫌いじゃない」

     

     

    そう三番目に嫌いじゃない。三番目に好き。

    人間嫌いの涼月が、人間である胡太郎を認める。

     

    永遠なんて言葉が似ても似つかない、遠いくらいにほとほと遠いこの世界でもいいんじゃないかって

    これで良しにしてもいいんじゃないかなって

     

    そう思えたからなのもかもしれない。

     

    そうであって欲しいなー。

     

     

     

     

    雑感

    14ec03a7e707.jpg

    この言葉はずきりとした。

    瑚太郎と同じく「ち、違う」と心の中で呟いた。

    でも違わないんだ、全然違わない。

     

    よくアイドルやら声優やらの恋人が発覚して、発狂する人がいるじゃん。

    あれはきっとこういう事なんだろう。

    彼らは彼女らを「綺麗な肉」としてしか見てないのかもしれない。

    性という方向性があってもなくても、穿った一方的な見方しかできないから。

     

     

     

    参考

    彼女たちの流儀
    彼女たちの流儀
    posted with amazlet at 12.05.16
    130cm (2006-06-23)


    ● 記事を共有する


    よく読まれている新ブログの記事。

















トラバ














         template by SEO