アニメ.エ口ゲーなどの感想が多いです。 ↓メニューバーです

TOP > ライトノベル > 【レビュー】撫子のことをズキュンと好きになる囮物語【なでこメデューサ】

    20120616154142 

     

    <あらすじ>

    “―嘘つき。神様の癖に”かつて蛇に巻き憑かれた少女・千石撫子。

    阿良々木暦に想いを寄せつづける彼女の前に現れた真っ白な“使者”の正体とは…? “物語”は最終章へと、うねり、絡まり、進化する―。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    撫子は可愛い“だけ”じゃない

    化物語、偽物語と続いて千石撫子は、萌え要員のような印象があった。

    無邪気な可愛さ、天然ぽい仕草、年下でか弱く守りたいと思わせるそんな人間だ。

    多くの人は撫子のそういう“可愛さ”にクラっときてしまう。

     

    だが、私はそうじゃなかった。

    可愛さでいうとなると、八九寺のほうがすごくすごく可愛いし。

    後輩という点でも、神原のほうが断然好みだ。

    そして、忍の愛らしさはオブ・ザ・イヤー級である

     

    撫子は。少し露骨というか、わざとらしいというかわざとみたいな。

    いやらしいと言いますか。好きなんですけどね。

    他のキャラ以上よりは好きではないです。

    要は、あまり愛着を持てなかったのだ。

     

     

     

    今回の『囮物語』は、「萌え要員」としての千石撫子のイメージを改新した。

    一新し、刷新したものだった。

     

    少女の黒々とした中身をぶちまけてくれるものだった。

    人間の汚さがにじみ出て、人間味が溢れていた。

    例えば、

     

     

    ・何をするにしても「しんどい」「仕方ない」の言葉で片付けてしまう、撫子の弱さ。

    「ど、努力をしたり、頑張ったりするのって・・・・・・・その、しんどいじゃない」

     

    「でも・・・・・仕方ないよね」

    仕方ないよね。仕方ないんだもん。

    「だって――――仕方なかったんだもん」

     

     

     

    ・自分が自分のように思えない、自身にでさえ責任感が持てない、撫子の弱さ。

     

     

    どこか、他人の人生を生きている気がする。

    自分がない気がする。

    人に言われるがままに生きていたり、

    人に言われることだけに反応して。

    自分から何かをすることなく―――当たり前です。

    撫子には自分がないんですから。

    空っぽでさえない―――名でこの外側には、そして内側には、誰だかよくわからない人がいるということで――――

     

     

     

    ・阿良々木暦を6年以上にもわたって“好き”であり続けたわけ。

     

    「・・・・・・・・・」

    「『暦お兄ちゃん」のいいとこ探し』をしている自分に、たまに気づくんだよね」

    「・・・・・・・・・」

    「ん・・・・・・・・」

     

     

     

     

    そう、千石撫子は可愛い“だけ”じゃない。

    いろんな悩みを持って、いろんな汚さを持ち合わせた一人の人間だった。

     

    人だった。

     

    そう思わされた。

     

     

     

    生々しく人間くさいほど、親しみを持てる

     

    おそらく『囮物語』で撫子の株が急落してしまった人は多いと思う。

    あんなに“可愛かった”撫子が、ここまで人間くさいのだ。

    イメージが崩壊しただろう。

     

    ネガティブなことを考えるし、やっちゃいけないことだって流れのまにまにやってしまう。

    正しくないし、弱い。

    汚く、悪いだけ。

     

    でも、そんな撫子が好きだ。

    そういう弱さに親しみを持てる。

    誰だってずっと正しくなんて生きていけないし、ときには間違ってしまう。

    だからこそ・・・というのがある。

     

    私の中で、撫子の株価が上昇した。

     

     

     

    もし可愛い“だけ”のままの撫子だったら

     

     

    化物語のように以前のままの撫子だったら、きっと親近感を持つことはなかったと思う。

     

     

     

     

     

     

    おわり

    ということで「囮物語」でした。

    いやーこの巻で一気にクライマックスに突入したなー。

    wktkwktk

    鬼物語・恋物語を早く読みたくなった。

     

     

    あと思ったのが化物語・偽物語が一番面白かったなということ。

    物語シリーズが2ndになってから、ちょっと面白さが落ちてきたような・・・?('д'

     

    それと今までのキャラクターの人間性が深く掘り下げてきてる気がするな。

    花物語での神原駿河も、今までのイメージが壊れるほどに真面目な神原だったしなあ。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    囮物語 (講談社BOX)
    囮物語 (講談社BOX)
    posted with amazlet at 12.06.17
    西尾 維新
    講談社
    売り上げランキング: 1736
    化物語 Blu-ray Disc Box
    化物語 Blu-ray Disc Box
    posted with amazlet at 12.06.17
    アニプレックス (2011-12-21)
    売り上げランキング: 634


    ● 記事を共有する


    よく読まれている新ブログの記事。

















トラバ














         template by SEO