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TOP > 一般小説 > 【レビュー】忠実な歴史的事実を散りばめた、ダ・ヴィンチ・コード

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    文庫版の上・中・下を読み終わったので、簡単にレビューしたいと思います。
     
     
    この本の特徴は1つ。

    歴史的事実の積み重ねが、すごい

    この本の最初のページに「この本で書かれている歴史的事実はすべて真実である」の一文を見たとき、私はすごく白けてしまった。

    小説なのだからそれがウソだろうがホンモノだろうが、私にとっては全て等価値なのである。
    フィクションである小説の冒頭に「これはウソだからね!勘違いしないでよ!」と言っているようなものである。最後のページならともかく、最初のほうでわざわざ断言するなんて興ざめもいいところだ。


    だが読み進んでいくうちに「・・・すごいな、こんなフィクションみたいな世界が現実にあったのか」と思うような、“歴史的事実”に圧倒された。
    そしてそれを指し示す、膨大な量が本当に真実ならばこれはすごいと思い始める。

    ダ・ヴィンチが書いた絵には、象徴的な意味合いが数おおく施されている。彼が描いた「最後の晩餐」には、イエスとマリアが男女の関係であると示している。


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    そのうえ「最後の晩餐」には、伝説上の「聖杯」までもが明確にどういったものかを仄めかしてるそうな。


    「最後の晩餐」を見てもらおう。
    真ん中にいるのがイエス。そしてその左隣にいる女性がマリアだ。
    この二人の間は、ぱっくりとVの時のごとくに空間が開かれているのが判ると思う。
    これは女性、または聖杯を指す記号である。
    そう「聖杯」は盃といった物ではなく、「マリア」を指すものだったのだ。
    聖杯は器だ、そして女性にも子宮をさす器と意味を重ねられているらしい。


    \/ だからこの記号なのだそうな。器・盃・子宮・女性を指し示す記号。


    聖杯が女性だなんて、半信半疑だろうか?
    私もそう思う。
    ただ事実としてだが、それを示す作品は数多くあるということだ。
    アーサー王の聖杯探索といった聖杯をめぐる冒険しかり、トランプの記号♡♤♢♧しかり、そういったものが全て「聖杯」をマリアとして捉えているらしい。
    そしてそれらが全部「現実にある事実」なのだから驚きを隠せなかった。




    文章が魅力的とは言えない

    こういった小説から新たな知識を学ぶのは、本当に楽しい。
    自分が知らない考えが見えてくるというのは、実に官能的だ。


    ただ、文章がちょっと残念だ。
    そういう知識を伝えるために、無駄を省いた結果の文書になっている気がするのだ。
    美しい言い回しは無く、あるのはどこか論理的な文章なのだ。
    故にそこにいるような、その場を味わうような、自身の投入感といったものが少ない。



    まとめ

    ダ・ヴィンチや歴史、聖杯や聖書が好きな人には持って来いの小説。ただ知識はすごいが、個人的に文の美しさがないので読み物としては水準以上を期待できない。



    閑話休題。
    ダ・ヴィンチ・コードを読んで、ふと思ったのが、fate/stay nightというゲームのこと。

    このゲームは、聖杯を「願望機」と捉えて物語はすすむが、PS2版の追加シナリオを思い返してみると「女性」に当てはめてたかもしれないという思いつきだ。



    士郎はありとあらゆる苦渋の道を貫き、果て無き年月を経た最後にはアルトリアという女性にたどり着いた。

    アルトリア、それはアーサー王の別名。セイバーの名前だ。
    士郎の願望は、もう一度セイバーに合うこと。
    そしてセイバーは女の子。
    ・・・・・・
    ・・・・・
    ・・・
    もしかしたら最後には「聖杯」の意味は変わっていたのかもしれない。


    終わりのマインドマップ。
    二枚使う必要なかった、一枚で十分だった。
    もっと色々書き込みたいのだが、書く内容が思いつかない(・ω・ )
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    参考
    ダ・ヴィンチ・コード〈上〉
    ダン・ブラウン 越前 敏弥
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