アニメ.エ口ゲーなどの感想が多いです。 ↓メニューバーです

TOP > オピニオン > その物語のテーマは『作った人』が決めるんじゃない。決めるのはあなただ! 

     

    beatori-

     

    ……負けられねえんだよ




    真実ってのはさァ、誰かが否定するもんじゃねェ……自分が疑って、捨てた時に消え去るんだよォおおぉおおおおおおお!!

     

     

     

     

     

    自分で受け取った『テーマ』は誰にだって、「作者」にだって否定できやしない


    Sound of a small love & chu-2 byo story

     

    例えば『中二病でも恋がしたい!』。


    この作品は「中二病」という心の在り方を持ってしまった、女の子のお話。彼女は、亡くなった父親に会いたいという一心で、「虚構の世界」へと夢をみるようになる。

    けれど彼女が生きているのは紛れもない現実で、社会だった。妄想の世界へ逃避しようとも、「現実」はいつも傍らにある。逃げられない。逃げ場なんてなかった。


    どこにいようとも、万力のようにキリキリと心を締め付けていく――――――そんな現実との摩擦を描いたアニメです。 



    +++

    アニメ『中二病でも恋がしたい!』テーマは何か? と聞かれたらこう答えます。

    中二病は「特別」なことじゃなくて、「普通」なことです。

    それは誰でも当たり前のように思っている”特別”になりたいと望む心であり、”現実”を変えたいと欲する願いなんですよ。

    中二病でも恋がしたい 最終回

     

    これこそが、このアニメでが受け取った『テーマ』です。物語の核、メッセージといってもいいでしょう。そしてこれは「製作者」側にも否定できない、確固たる真実だとも言えます。

     





    真実とはなにか?

     

     

    よく真実は1つだと言葉がありますが、あれは違います。「作品」というくくりでは、真実は人の数だけ存在します。




    「人間」を例に出してみます。

    ある女の子がいました。その女の子は、自分のことを清廉で純潔で純白のまじめで正しい人間だと思っています。彼女にとっては「真実」です。 



    CARNIVAL (313) 
    (画像はイメージです)


    しかし、女の子を知っている人々は口々にこう評します。



    友だち:「あいつはよく嘘をつく、嘘付き野郎だ」

    恋人:「借したお金が返ってきません、不まじめな人なんです」

    両親:「いつも何を考えているか分からない。その瞳は古井戸のようで、得体のしれない感情が揺らめいているのが分かります。我が子ながらとても恐ろしいです」



    と実に様々です。


    それを聞いた女の子は「そうじゃないよ! わたしの実態はそういうものじゃない! 聞いてよ! わたしは清く正しい人間なんだよ!」と事細かに事実をあげ、大声で理解を求めます。



    しかし、友だち・恋人・両親はその訴えを聞いたにもかかわらず、「なわけーねだろ」と一蹴しました。なぜでしょうか?

    そうです、「人の数だけ真実」があるからです。 この三人の主張は、どれも正しいんです。




    人の数だけ真実があり、人の数だけ無限の解釈があるだけです。「真実」というのは、その"モノ”にどういう意味を与え、信じているというだけなんです。

    この三人は、「女の子」というモノに意味を与え、信じているだけなんです。

    友だちは「嘘付き」という意味を与え、それを信じている。
    恋人は「ひも」という意味を与え、それを信じている。
    両親は「得体の知れない」という意味を与え、それを信じている。



    これが「真実」の全容だと、私は思っています。「真実」という言葉に前述した"意味”を与え"信じ”ています。
    これも私にとっては"真実”です。


    ――


    中二病でも恋がしたい 12話 (5)


    となるとアニメ『中二病でも恋がしたい』という私が受け取った「テーマ」は私にとってそれは真実ということです。絶対のものです。


    製作者側が、「実は中二病っ子で萌え萌えしてもらうために作りました」といっても、それは製作者側の真実であって、私の真実ではありえません。


    自分より知識もあって、物事の見方が素晴らしい人が「それは違う。そんな受け取り方は間違っている」と言われても気にすることなんてないんです。



    物語の受け取り方は、人それぞれです。それはとても大切なことで大事なことなんです。 不可侵なものと言っていい、聖域なんだ。





    だからあなたが作品から受け取った「テーマ」を恥じなくていい、誇っていい、そして思う存分、声高々に訴えていいんです。


    私はこの作品はこういうものだと思う!!!」ってね。


     

    ちょっぴり大事なこと「自分の真実」を相手に強制してはいけない


    流星キセキ (75)




    自分で思うこと」「意見を表明」するだけなら、別にいいんです。


    「あういう物の見方は嫌いだ」「その受け取ったテーマは違うんじゃない?」「私はこう思うよ」と他の人に向けて言うのは問題ないと私は思います。


    しかし「そんな考え方は間違っている! この作品の「テーマ」はこうこうこうだ!」だと言って、 あたかも"絶対の真実”のように語り、自分の真実を、他者に一方的に押し付け、強制するのはやめましょうねということです。


    なぜならその人にはその人の考えがあり、その人だけの「真実」があるからです。

    製作者だろうが、
    有識者だろうが、
    多数だろうが、
    誰ひとりとして他の誰かが受け取った「テーマ」を一方的に否定し強制してはいけないんです。


    もちろんこれは私にも言えるので、自戒しつつ忘れないようにしていきたいと思います。そして




    「私はこの物語についてこう思ってるんだよ。こうこうでね!」

    「へえーそうなんだ、俺はこう思っているんだけど、その考えはどういうことなの?!」


    という、相手との双方向性をもった会話をしていきたいですね!






    まとめ


    ・物語で受け取ったテーマは「自分の真実」
    ・否定されたとしても、それは決して"間違い”なんかじゃない。
    ・自分の真実を相手に強制し、押し付けるのはやめよう

     


    ここ最近感じるのが、1つの物語に対して、無限にも近い受け取り方があるんだなということです。自分の受け取った「テーマ」と他者が受け取った違う別の「テーマ」。

    それを相互交換し、見識を深め、自分の"真実”が少しだけ変質する感覚はとても楽しいです。



    そのことはこちらの記事で書きました。興味があればぜひ!
    →「人の感想を読むことは、楽しいことでいっぱいだ!! その3つの理由。

     

     

     

    <参考>

    中二病でも恋がしたい!  (1) [Blu-ray]
    ポニーキャニオン (2012-12-19)
    売り上げランキング: 4,578
    うみねこのなく頃に [第1話~第4話][同人PCソフト]
    07th Expansion
    売り上げランキング: 1,058


    ● 記事を共有する


    よく読まれている新ブログの記事。

















トラバ














         template by SEO