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TOP > オピニオン > 海燕さん運営『ゆるオタ残念教養講座』の力作記事を読んで「人を愛する」にはどうすればいいかを考える。│ 「アンカー論」で私たちは救われる?

    ch908

     


    それでは困る。

    ぼくは闇属性でも幸せになれる道を模索したいのです。ですが、そんなものがあるのでしょうか?




    他人を愛せない人は、どうすれば誰かを愛し幸せになれるか? それを探求する『アンカー論』について考えてみました。

     

     



    そもそも海燕さんとは?

     

    海燕さんは『ゆるオタ残念教養講座』という、ブロマガを運営している人物。ブロマガとは、お金を払って読むブログのことです。(2014/04/02追記。海燕さんのブロマガは課金することで全文読めますが、課金なしのブロマガもあるようです)

     

     

     

    この記事の目的は?


    その海燕さんが先日、超・力作なる「無料記事」を書き上げました。この無料記事を読んでみると分かるのですが、ちょっとやそっと考えたくらいでは分かりません。

    なので自分なりに理解を深める、というのがこの記事の目的です。


    その「無料記事」がこちら↓

    ゆるオタ講座kaien 

     

    【無料記事】だれにも愛されなかった人間がひとを愛せるようになるにはどうすればいいか。(8976文字):海燕のゆるオタ残念教養講座:ゆるオタ残念教養講座 - ニコニコチャンネル :エンタメ


    ↑上の記事で言っている方法論を、ここでは「アンカー論」と呼ぶことにします)

     

     

     

    前提条件

     

    1)海燕さんの「無料記事」を読んでいない場合は、読んじゃいましょう。じゃないとこの記事はとても退屈です。

    2)「無料記事」を読んで"こんなの当たり前だろ”、"読んでて時間の無駄だった”と思ったら、その知識はあなたにとって不要のものです。(不要なほうが本当は良いんですけどね……)

    3)私は執筆者ではありません。なので当然のごとく誤読・勘違いが発生します。それもコミで、コミコミで思考していきます。

    4)私は『ゆるオタ残念教養講座』を購読していません。 




    それではお付き合いください。

     

     


    海燕さんの「無料記事」は何を目指している?


    ハチミツとクローバー 1 (クイーンズコミックス―ヤングユー) 


    だれにも愛されなかった人間がひとを愛せるようになるにはどうすればいいか


    この記事は何を言いたいのか? なにを目指しているのか? それを探っていきます。

    ―――


    海燕さんが使われる言葉で「闇属性」という言葉がある。

    「闇属性」といわれる、「自分の存在に強い懐疑を抱き、不安や憎しみで雁字搦めになった人種」、そういった人を愛せない人間の救済を目的としている、と私は読みました。





    ・闇属性

    なぜ生まれてきたのか? ほんとうに自分が生きていていいのか? 自分になど何の価値もないのではないか?
    そういう、答えなどあるはずもない問いで自分を雁字搦めにするしかないタイプの人間だといってもいいだろう




    なぜ「闇属性」は救われないといけないのか?

     紅蓮華――gurenka (2)



    「闇属性」の人生は、大半が苦痛だからです。
    その最たる要因は2つあると記事で言われています。


    1、「自己を肯定できない」

    2、「他人の評価がないと満足できない」




    自己を肯定できないというのは、自分を愛せないということでもあります。だから自分の存在・行動にいちいち不安を抱え、苛立ちを覚え、立ち止まってしまう。

    「このまま生きて何がどうなるんだ?」
    「この選択は正しいのか?」
    「この行動は何をもたらしてくれる?」


    自分自身を肯定できないので、「肯定」を他者に求めてしまうようになります。他者に自己を預けてしまう。


    「これで合っている?」
    「こんなに頑張ったんだから褒めてよ!」
    「もっと好きだって言って欲しい……」



    ん? なんだ普通のことじゃない? って思いますか?
    考えてもみてください。他者に自己を預けるということは、他人の奴隷ということなんです。

    その人が間違っていると言ってきたらどうするのでしょう?
    その人が褒めるのをやめてしまったらどうするのでしょう?
    その人がもう好きだって言ってくれなかったらどうするのでしょう?


    他者が自分を肯定してくれなかったら、「闇属性」の生きる動機はそこで枯渇します。



    「闇属性」なる人物は、他人から生きるためのエネルギーを貰っている変わりに、奴隷として一生を終えます。 他人がいないと自己を保てない。

    誰かが自分を承認、肯定、許容してくれないともうダメです。自分1人だけでは、生きてくための燃料を賄えない。となるとどうなるか?


    現実への諦観が始まります。諦念し停滞します。

    「この世界には、不幸と不幸の凪だけがある」

    「時間の矢は、壊れる方向だけを指しし続けているんだよ」

    「人生は山あり谷あり?
    違うね、人生には谷しかない。登り歩んでいると思っている場所は、谷の奥底なんだよ」





    koufuku


    君たちは決して呪いから出ることはできない。

    僕がそうであるように。箱のなかの君たちが何かを得ることなどない。
    この世界に何も残せず、ただ消えるんだ。塵一つ残せないのさ。

    君たちは絶対に幸せになんかなれない!

    (輪るピングドラム)




    ―――この世界には幸せなんてない




     

    そういった諦観は、現実への執着を失っていきます。


    ただただ無気力に生き、育むれた無力感によって生きながら死に続けている、そんな人間になることだってあるでしょう。


    そう。「闇属性」は圧倒的に生きるためのエネルギーが足りないのです。 その負を、そんな人間性を断ち切るのが「アンカー」という理想の人物像です。




    ぼくと契約して「アンカー」になろうよ!


    契約主義者f3



    「闇属性」の根本原因である「自己肯定」「他者依存」を解決、もしくは緩和する。 自分を愛し肯定する。


    他人に依存するのではなく、自分の内側に大きな価値基準を作り上げる。


    ―――それが「自己完結した人間」になるっていうことです。これを「アンカー」と呼びます。



    アンカー(自己完結した人間)とは

    「結果を考えずに物事に取り組める」(生きる意志)
    「その取組に、充足感を得られる」(自己肯定)
    「他人の承認なしで充足できる人」(1人だけで完結できる)

     

    こういう人を指します。 「アンカー」になれれば、自分を肯定し愛することができます。自分だけで生きるエネルギーを調達できる。

    それは物事への行動動機にもなりますし、生きることに充足感を得られます。 更には自分を愛せるので、他者にも見返りを求めず愛することが出来る。


    もう万々歳ですね。これが本当のリアルが充実している人です。
     


    しかし、そんな簡単に「アンカー」とやらになれるものなのでしょうか? 今まで自分を肯定できず、他人に依存していた人が? そもそも、んな方法なんてあるのでしょうか。


    それを可能にすると言われているのが「契約」という考え方です。



    「契約者」になって生きていくエネルギーを貰う



    海燕さんは記事でこう言っています。

    自分自身を無条件に承認できず、生きるためのエネルギーが不足している闇属性の人間でも、契約さえ結べば動き出すことができます。

    かれらのエネルギーは愛情と承認ではなく、コンプレックスやルサンチマンそのものなのです。


    つまり、生涯コンプレックで苦しむことを覚悟したとき、対価として生きる意志を貰う。ということなんでしょう。



    「一生、読書をして生きていきたい」、これを人生へ最優先事項として設定します。すると「読書をして生きるにはどうすればいいか」を考え、実行しなくてはいけません。

    読書をするためにはお金が必要→働く
    読書をするためには時間が必要→正社員を目指す
    読書をするためには静かな環境が必要→ひとり暮らしを始める


    あくまで例え話ですが、そういったことに腐心していかなければいけない。要するに努力です


    しかし「闇属性」の人間は、"生きる”こと自体が、自身のコンプレックスと向き合っていくことになります。

    一生涯、自分の弱さ・欠けた部分・汚なさ・存在価値に苦しむことになる。その覚悟を決める。それが「契約」なんでしょう。


    まとめます。


    契約とは―――人生の目的を設定する。その目的を最優先事項として、行動を始める。努力をする。しかし生きていくことは出来たとしても、苦しみ続けなければいけないことを意味している。




    そうなんです。これでは、積極的に生きることを得られますが、苦しむことを代償としているので「幸せ」ではない。


    なのでここにもう一つ。


    もう一つ、自己を肯定するという力があれば「幸せ」になれるのではないでしょうか。 それを成し遂げるのが、「クンフー」という概念です。

     



     

    努力ではなく「クンフー」を積む


    グリザイアの果実 (918)



    苦しい修行のような努力ではなく、"好き”という感情からはじまった行為を「クンフー」と呼ぶんだそうです。


    「クンフー」によって生まれる結果は、傍からみれば「努力」そのものでしょう。しかし、本人からしてみれば"好き”なことを"好き”なだけやっているだけなので、苦しくもなんともないのです。

    むしろとても楽しいはずです。だって好きなんですから。


    それが「クンフー」の力です。そしてクンフーを積めば積むほど、「自己を肯定」する力が育まれると海燕さんは言っています。

    そこには目的もなく、結果を求める心理もありません。ひとの評価、承認などはこれっぽっちも必要とされてはいません。つまりは、クンフーを積むという行為は、闇属性の人間が少しずつ闇を抜け出ていくための方法論なのです。



    なぜ、クンフーによって「自己肯定」の力が育むれるのでしょうか?




    「好き」という心の在り方は、他者を必要としない


    僕が天使になった理由 (87)



    好き」という感情があります。


    マンガが好き、アニメが好き、エロゲーが好き、読書が好き、ダンスが好き、スポーツが好き、音楽が好き、料理が好き………。


    そういった「好き」という感情から始まる行動は、他者を必要としません。例えば、私はエロゲーが好きですが、これは誰かに「エロゲーをやっていないお前じゃないと好きになれない」と言われたからやっているわけじゃありません。


    当たり前です。私はエロゲーをプレイすることが「好き」だから好きなだけプレイしているだけです。好きだから、自分勝手に購入して、手前勝手に楽しんでいるだけです。

    誰かに頼まれたわけではないのです。


    だから、アクセス数が乏しいこのブログで「レビュー記事」を書き続けていられる。コメントが少なくても「エロゲー記事」を淡々と書いていくことができます。


    「好き」という感情から始まる行動には、他者の評価・承認・肯定・許容をあんまり必要としません。なので、この行程を何回も何年も繰り返すことで、「自己を肯定」する力が養われるんじゃないでしょうか。



    では「クンフー」はどうやって"積む”のだろうか? ということを考えていきます。

    具体例をあげていくほうが分かりやすいですね。
    例えば……そうエロゲーで。



    エロゲーからはじまる「クンフー」


     
    羊飼いの大図書館 (109) 
    羊飼いの大図書館 (109)
     


    私が思うに「ただ」好きなことをしているだけではダメなはずです。以下の2つを、クンフーの基盤と考えます。

    1)目の前の好きなことに集中し続ける
    2)楽しいを追求しつづける



    さて、それではエロゲーが好きな「私」をモデルとして考えていきます。

    まずエロゲーが好きといっても”どう”好きなのかを明確にする必要がありそうです。


    エロゲーの何が好きなのか? プレイすること? 抜くこと? 感想記事を書くこと? 誰かとプレイした感想を話すこと? エロゲーを買うこと? 特典? …………。



    私の場合だったら「プレイ」「感想記事を書く」「誰かとゲームの雑談する」。この3つが主です。

    クンフーを積むには、好きなことをして、楽しむことを追求するでしたね。


    プレイ

     

    1)プレイ環境の改善
    2)プレイ本数を増やす
    3)どうすればもっとプレイすることが楽しくなるか、日々追求し続ける。


    感想記事を書く

     

    1)全力でひたすらに何本もの記事を書く
    2)アクセス数やコメントなんて気にしないで書く。
    3)どうすればもっと、自分も読んでいる人も楽しくなる「感想記事を書けるか」を追求し続ける。




    雑談


    1)Twitter、Google+、2ch、ニコ生など、エロゲー雑談を楽しめる場所を模索し続ける。合わないコミュニティは即退避する。

    2)楽しく話せる環境を、メンテナンスする。

    3)気が合いそうな人に積極的に声をかける。楽しい会話を続けるにはどうすればいいか考える。




    ―――そんな風にして


    全力で好きなことをして、全力で楽しさを追求し続ける」。これを年単位でずーっとやっていくと「自己肯定感」が育まれていくのでしょう。


    ずーーっとやるのだって、"好き”なことをずーーっとやっているだけなので、さほど苦労ではないと思います。

     

     

    まとめます。

     

     

     

    まとめ!

     tensi1 (1)

     

     

    1)「闇属性」とは、自己を肯定できなく、他人の評価に依存してしまていること人物を指す。


    2)「闇属性」が救われるとしたら「アンカー」なる存在になるしかない。

    3)「アンカー」になるには、2つの行程を年単位で続けていく必要がある。 1つは「契約」、2つ目は「クンフーを積みあげる」


    4)人生と契約することで「生きるエネルギーを調達」し、クンフーを積むことで「自己を肯定」する力を育む。少しづつゆっくりと心のあり方を健全にしていく道程でもある。

    5)これらが向かう先は、自己完結した人間つまりは「アンカー」と呼ばれる存在になることである。

    「結果を考えずに物事に取り組める」
    「その取組みに、充足感を得られる」
    「他人の承認なしで充足できる」


    この3つの軸を達成できたとき、「闇属性」の人種は救われ幸せな日々を享受できるに違いない。


    6)(アンカーを"目指し”行動するだけでもすごい効果あるんじゃないのかな? と個人的に思いました。)

     

     

    「アンカー論」の今後の課題



    1)「契約」するときの動機付はどうするのか?



    「闇属性」はコンプレックスや憎悪・怨恨をバネにして、生きることに積極的になれます。(契約という概念ですね)


    しかし、そもそも「契約」すらしようと思わない人がいます。生きていること自体がどうでもよく、死すらもどうでもいい。そういった、実存感覚が薄れている人がいます。


    そういった人たちは、"積極的に生きよう”とすら思わないので、「契約」すらできない心の在り方になっている。これをどうするか? が今後の課題なんでしょう。


    もしかしたらすでに別記事にて言及、解決されているかもしれません。


    2)「好き」という感情

     

    これは本記事でも言われていますが、「クンフーを積む」には何かが「好き」でなければいけません。

    好きという感情があってこそ「クンフー」はクンフー足りえるわけです。しかし、「好き」なものが無い人が存在する。

    こういう人たちに、どうすれば「好き」を見つけられるかというアプローチが必要になってくるでしょう。


    3)好きは絶対ではない

     

    「好き」という感情は、絶対のものではありません。好きだって、いつか好きでなくなってしまうことがある。

    感情は有限なのです。必ずどこかで枯渇します。その対処法も今後の課題だと思いました。


    ようは、いかにして「好き」をメンテナンスしてあげられるか?
    「好き」を長く続かせるにはどうすればいいか?

    これも面白いテーマだと思います。

     



    ■ 最後に私から海燕さんへ


    いろとりどりのセカイ321



    この議論を「よく分からない」「そんなの前から言われていることじゃん」「無意味すぎwww」と言う人もいますが、これはとっても希望がある議論です。


    闇属性なる、誰かを憎み恨み、人間を愛すことができなかった人間が、他の誰かを「無条件で愛せる」心のあり方を得ることができる。かもしれない、そんな希望に満ちた思索です。


    私にはこれが再現性があるのか分からない。緻密なロジックとして体系化できるのかも分からない。多くの人が実践し、アンカーになれるか分からない。



    けれど、考えることが無価値であるわけがない



    それも荒唐無稽な話ではなく、ちゃんと現実に寄り添う方法論を打ち出そうとしている。それはとてもとっても、とーっても凄いことだと私は思いました。



     

    おわり

     

    ということで海燕さんの「無料記事」を、私はこう読みました。元記事をなぞっているだけじゃない? そうです。なぞって理解し整理しただけです。

    一度こういうのは自分なりに整理しとかないと、次の思考ゲームに移れないかなーと思っていたので、やっちゃいました。てへ。


    皆さんはどう読まれましたか?

     

     

     

    <参考>




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