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2013/05/12

最果てのイマ BLOG-1 (15422字)

Category:エロゲーのレビュー

Keyword:最果てのイマ.

     最果てのイマ BLOG-1

     

     
    この記事は『最果てのイマ』BLOG-1の、1~68番までをまとめたものです。



    <!>ネタバレ激重

     





    ■ 次の記事の最果てのイマ BLOG-2~3 まとめ はこちからどうぞ。
    ■ ■ 最果てのイマ 感想・考察│ 世界は情報を「記録」し続けていく。




    ■目次!
    1)好きは罪ですか?
    2)保険機構
    3)ズツートレチャウーノ
    4)予防接種
    5)悪魔の輪
    6)国立微生物資源研究所/国微研
    7)『 』
    8)あずさとの出会い
    9)あずさとの出会い(2つ目)
    10)あずさとの接触
    11)あずさとの接触(2つ目)
    12)サティ
    13)シチュー
    14)ジモティー
    15)すとらて
    16)ちっくたっくちっくたっく 
    17)どうせ逃げられやしないんだ
    18)ナナハンFT
    19)パンサーコート
    20)ピースメーカー章二
    21)マシーン号の冒険
    22)ラジオ番組
    23)リンク
    24)ローカル・セッション
    25)一日外出権
    26)怪我
    27)怪我(2つ目)
    28)丸目蔵人佐の言葉
    29)戯笑う
    30)硬派病
    31)裁量活動資金
    32)ジムノペディ
    33)私のセンサー
    34)授業

    35)新刊本
    36)沈痛剤
    37)備蓄
    38)不敬罪
    39)粉薬
    40)本
    41)友情同盟
    42)友情同盟(2つ目)
    43)葉子しだん
    44)傲岸な声
    45)カクテルパーティー効果
    46)相関関係
    47)魔女
    48)投射
    49)猟奇殺人事件
    50)同期性自我拡大症候群
    51)じゃんけん
    52)原U
    53)事件の情報
    54)電極コード伸びる銃
    55)独自の調査結果
    56)門倉嫡子の少年院送致
    57)猟奇殺人事件(刀剣)
    58)MMMO
    59)いつも携行
    60)こん
    61)ローメンコ
    62)異性と接近するための合
    理的手法
      
    63)眼鏡
    64)公序良俗
    65)口裂け女
    66)事件の情報
    67)心の友
    68)投射(2つめ)





     

     

     

     

    1)好きは罪ですか?

     

    『僕は君が大嫌いだね』

    ■忍が、まだ籠の中の鳥でのころ
    ■フランシスは忍に恋をする。
    ■少女は求愛を繰り返す
    ■忍はこの時、殺害と創造が等価値だった。
    ■試してみたかった。たまたま嫌いになってみた。
    ■少女は「好きな」理由を説明できない
    ■拒絶された少女は沈黙する

     

     

    2)保険機構


    ■世界保健機構
    ■全人類に最高水準の「健康」と「衛生」を与えることを目的

     

     

    3)ズツートレチャウーノ



    ■非ステロイド性消炎鎮痛剤(=イブプロフェン等)を主剤
    ■市販品
    ■【効能】頭痛・歯痛・生理痛・筋肉痛、関節痛・腰痛・打撲・骨折による痛み・外傷による痛み等。

    ■【副作用】胃液に対する負担が大きい
    ■『ズツートレチャウーノ』は副作用が少ない。
    ■主成分の「優しさ」は虚偽

     

     

    4)予防接種

     

    ■エディットのワクチン内容は、保険機構が選別・決定できる
    ■エディットは接種を義務化してはいない
    ■撲滅された感染症の予防をしていないので、古い病気が大流行する可能性がある。
    ■それを解決・予防するのが統合型ワクチンプログラム・『エディット』である
    ■近年の伝染フィーバーによる不安感があり、国民は『エディット』を受け入れた。

     

     

    5)悪魔の輪

     

    ■エノック社製
    ■【難度】アマチュア・セミプロ・プロフェッショナル・デビル
    ■【コンセプト】基本的に、解けない。
    ■解くには、7つの段階を踏む
    ■職人の手作り
    ■予約購入は、半年待ち。
    ■価格:16万円

    ■最初に解いた者には、同社より賞金3万ドルが送られる。
    ■未だに、誰も名乗りを上げたものはいない。
    ■発売から三年が過ぎる。

     

     

    6)国立微生物資源研究所/国微研

     

    ■独立行政法人
    ■微生物利用による研究・技術開発。汚染物質の除去・エネルギー回収技術を確立するなどの技術的指導をおこなう。

    ■グローバル・ビレッジ・プランを研究・実施。
    ■国微研は莫大な予算を使用。破格。
    ■空輸用のヘリポートを備える
    ■厳重な警備体制を敷いている。

     

     

    7)『 』

     

    503 Service Temporarily Unavailable


    ■サービスが一時的に利用できない

     

     

     

    8)あずさとの出会い

     

     

    ■忍がはじめて、学校に通いだした頃
    ■あずさへのいじめ(=全裸)を目撃する。
    ■幾度ともないじめを受けているようだ
    ■1対6人
    ■あずさは、男みたいな格好をしていた(=脱がされる対策?)
    ■忍はこのあたりの地理に詳しくない
    ■忍は助けようと思った
    ■忍は放っておけないと思った

    ■新しい体育用のジャージを少女に渡す
    ■少女は少年を拒絶した
    ■少年は立ち去った。

     

     

    9)あずさとの出会い(2つ目)

     

    ■忍は悲鳴が聞こえた場所が「草原」だったことと、「報告」すべき出来事ということに興味を引かれ見にいく。

    ■6人の少年たちの様子は、「適合しきれなかったUSER」の様に似ていた。性格的な破綻・嗜好や性欲を肥大化させる様に。

    ■平手の音4度
    ■忍は、全裸に近いあずさを見ても何も感じない。
    ■忍には、介入するつもりはない。現場から離脱しようとする。
    ■心理誘導技術(先生、こっちです!)を使い、場を沈静化した
    ■感情のない気遣いで、あずさと接触する。
    ■忍は立ち去る。何を感じることもなく


    ■紅緒あずさは「ナチュラル・ユーザー」ではない
    ■彼女は「監視対象外」である。

     

    10)あずさとの接触



    ・(開始直後、砂嵐発生)
    ・季節は夏
    ・頭部の血管が膨張すると、頭痛が起こる(暑い日は特に)
    ・あずさは忍の帽子を奪う
    ・悪ふざけの可能性を検討
    ・あずさの脅威度を0と判断。立ち去る。
    ・場の雰囲気に耐え切れなくなり、少女は帽子を返す



    11)あずさとの接触(2つ目)


    ■(開始直後、砂嵐発生)
    ■本日、忍は施設から出頭を命じられている
    ■与えられた仕事の進捗を聞かれる、と予想
    ■任務を遂行するための「裁量活動資金」を貰っている(使ってはいない)
    ■ここに来て「まだ一週間目」
    ■帽子を奪われたとき、とっさに反応できたが、あえてしない
    ■忍はあずさの未来を「予知」する。
    ■「予知」能力は、"時折”未来の出来事が脳内に収束して光景再現するものらしい

    ■二回目の「予知」でまたもあずさの未来を知る

    どうでも良い存在である。
    仮に何らかの事情で死亡したとしても、忍が心痛めることはない。

    (だからこれでいい……そう思っていたはずなのに)

    あの日、少年たちに暴行を受けていた少女の、悲痛な叫びが意識から離れない。


    ■砂嵐が起こり、映像が途切れる。


    12)サティ


    ■1886-1925。
    ■フランスの作曲家。
    ■パリ西北・オンフルールで誕生。
    ■酒場『黒猫』のピアノストとして働く。
    ■ピカソとの交流もあり。

    ■1891年、神秘主義的秘密結社『カトリック薔薇十字団』に入り、公認作曲家として活動。
    ■…………(要らない情報とも思われるものを恣意的に排除)
    ■偏屈な性格・立場は常に独特・異端であり孤高だった。
    ■享年59歳

     

     

     

    13)シチュー

     

    ■忍はシチューを作れる腕前
    ■シチューは男の料理、だと思う忍。

    ■千鳥は食べたい(?)材料を、大量に買い込む
    ■千鳥は玉ねぎが嫌い
    ■余ったシチューは、翌朝、紅緒宅にわけられる。

     

     

     

     

    14)ジモティー



    ■『ジモティー』とは地元・地元民を指す言葉

     

     

    15)すとらて

     

    ■あずさの反射神経はずば抜けている。
    ■あずさの「リアルストラテジーゲーム」の腕前は、全国レベル。
    ■もちろんそれは勉学には生かされない。
    ■忍はあずさを甘やかし過ぎである。

     

    16)ちっくたっくちっくたっく



    ■他者―――異質・非理解・相容れない・外部存在
    ■忍は気になる者を"濃密な者”(=強い存在感や怪物)と認識
    ■人間と怪物をわかつのは「脳」力差である
    ■社会は凡人に合わせられて作られているため、怪物らにマッチしないことが多い

    ■忍が施設に「疑問」を感じたのは、この頃。
    ■職員が、とある少女に時計を見せている。選ばせ、並べ替えさせ、振り分けさせる、遊びのように、繰り返した。
    ■こういった個別の遊びは、施設内では日常的に行われている
    ■誘われる者とそうでない者がいる、忍はまだ一度も誘われていない
    ■その遊びは、少女を変えてしまうプログラムだった。
    ■少女は「……ちっくたっくちっくたっく……」と歩きながら、時計の擬した音を口にする

    後天的に付与された。改良されたのだ。
    教育とも言うかもしれない。人は人を改良する。
    いろいろなツールを用いる。

    怒声・体罰・ルール・決まり・優しさ・ぬくもり・食物・玩具……倫理―――

    放置された赤子はせいぜい獣にしかならない。
    人はその設計思想に、改良を含んだ命だ。
    少女がされたことがまさにそうなのだ!

     

     

     

     

    17)どうせ逃げられやしないんだ

     

    ■施設の子供の数は、年々減っていった
    ■忍は個人を判別するクセのなかった子供である、
    ■忍に施設の知り合いは。いない
    ■元々の子供の数は多かった(1部屋に5~8人詰め込まれる)
    ■月ごとにイベントがあるが、管理色が強かった。
    ■4月お花見・6月オリエンテーション・7月七夕キャンプ
    ■家庭的雰囲気はなかった
    ■酷薄な性格を植え付けられた
    ■大人は子供の政治に介入しない
    ■忍は一匹狼
    ■忍は他者を区別できないほどの、自己意識が形成されていた
    ■子供の人数が4分の1になった時、成績によって区分けを行なっている噂が流れる。

    ■忍には享楽主義も、信じたいものを信じる無垢さもなかった。
    ■忍は抜け道を使い、施設外の「海」を見に行くことがある。
    ■彼のイメージでは、海は巨大な脳

    脳が頭蓋で、脊髄液に浸かっている……ということを知ったからだ。有機的に繋がった海には、無数のプランクトンが存在している。

    その二つが重なる


    ■ 児童数は8分の1になる。(正月までに)
    ■ ある夜、脱出現場を南(らしき)人間に目撃される
    ■ 南と話すのはこの時が、はじめて

    まあ戻るならいいさ。戻らなくとも……
    ライバルが一人減るだけだしな

    どうせ逃げられやしないんだ……
    おまえも、おれも



    18)ナナハンFT



    ■東◯製
    ■サウンドナナハン75◯FT
    ■3バンドラジオ
    ■製造……1970年代初期
    ■FM送信可
    ■名機

     

     

     

    19)パンサーコート

     

    ■ 樋口章二の所有物
    ■ ヒョウ柄もようのベロアトレンチコート
    ■ 竜巻マート(ブランド)

    ■ 章二が所有する物品は、凶悪な感性によって選ばれている
    ■ 仲間受けは悪い
    ■ 幼少期~思春期にかけて、感性の爆発があった
    ■ この感性は、年々酷くなっている
    ■ 章二は他人に合わせないので、半年ほど前にもう引き返せない領域に到達

    ■ 街では「ワルモノカジュアル」と称されている
    ■ ごくごく一部に流行の兆し?

     

     

     

     

     

    20)ピースメーカー章二


    ■ 平井ピースメーカー探偵事務所
    ■ 街の正義の味方
    ■ 低料金・高調査力(?)
    ■ 浮気調査・ストーカー対策・家出人操作・筆跡鑑定(裁判資料対応可)・車輌追尾

    ■ 全額返金は保証されていない
    ■ 章二は「ピースメーカー」という字面は"ない”と言う
    ■ バイトは歩合制
    ■ "あの女”はエグくてエロいらしい

    ■ 章二は男だけの時しか、タバコは吸わない
    ■ 章二はあずさをからかう(エロ話?)

    ……あの歳なら、普通は処女捨てにかからないか?

    冗談じゃないぞ!
    ……過保護


    ■ 章二は、仲間を守ることを承諾する

     

     

    21)マシーン号の冒険

     

    ■ 男はバイク(?)
    ■ 章二はナナハンを所望
    ■ 忍は「ナナハンFT」という古アナログラジオを持っている

    ■ 章二「50CC」バイクを買う
    ■ しかし、バイクを載せたトラックは失踪してしまう。
    ■ 返金はされなかった

    ■ 3日間、章二は飲まず喰わずで捜査
    ■ 例のバイクには、章二がデザインした代紋が塗装されている
    ■ ホシは国道に合流する道を走る 

    ■ 紅茶(=べノア)は日本にしか輸出していない。
    ■ べノアは、なんとかってデパートでしか買えない。

     

     

    22)ラジオ番組



    ■ 戦争終結後、新しい娯楽放送はほとんど放映されない
    ■ テレビ放送局は、絶滅状態
    ■ しかし、政府広報などはラジオを通じて行われる
    ■ 一部の有志によって、「イマジナリー・ネット」を用いた自主的な情報経路が確立されつつある

     

    23)リンク


    ■ ネットワークにおいて、画像・文書・各種オブジェクトの「位置情報」を関連付ける機能

     

     

     

     

    24)ローカル・セッション



    ■ ネットワークRPGは、今や撤退するところが多い。
    ■ 後に、終了したネットゲームのパッケージ版を発売する流れが起こる。

    ■ 他プレイヤーをAIに肩代わり・オフライン・身内同士でプレイ
    ■ ある程度の環境があれば、プライベートでの大型セッション(数十~数百)も再現できる 

    ■ この時代、PC用RPGと携帯は連動している。
    ■ 忍の携帯には、あずさのアカウントがいくつか存在している
    ■ 忍はあずさには黙って、有料のゲームの料金を支払っていた
    ■ あずさはその事実を知らない
    ■ 甘やかしすぎである

     

     

    25)一日外出権

     

    ■ 灰野・少年時代(卒業生代表)
    ■ 邑西・20代後半
    ■ 感情を取り払うことはリスクだらけ

    感情は強い神経組織の発火を引き起こす
    強い恐怖や逃走本能などもその一つだが、
    たとえば肉親の損失を前にした心象領域の活動は、最大限に達する


    ■ 灰野は「来るべき日」のためのプロトタイプ。
    ■ 彼はあらゆる感情を麻痺、しつつ鋼鉄の意志を備える。
    ■ このあいだから少しおかしい、邑西先生

    自分は、本来ならば人としては出来損ないなのだと、聞いてます。
    人など皆できそこないだ
    だがそんなことはどうでも良い
    個としての完成などは―――

    (白衣の男は、口をつぐんだ、口元を抑え、濁った息を吐く)

    個……個だと? 私は今、何を言おうとした……?

     


    ■ 少年たちの「外出」を黙認する。その理由はストレス緩和・プライドを育む・秘密を共有し心に同質の構成要素を共有させる。

    ■ 灰野は地上に出た少年の見張りを行う
    ■ 職員の意志が露見してはならない。全て少年らの企みとして成立しなければならない

     

    26)怪我

     

    ■ 忍は、あずさが毎日草原にいることを知る
    ■ 週に一度の通院を三度、繰り返した頃(=引越し三週間目)
    ■ 忍は未だに、友人はいない
    ■ この場面は、4度目
    ■ 二度目の接触時、あずさは不可解な行動をした(帽子?)

    ■ その日、草原にあずさはいなかった
    ■ 「解決しろ。そう命じる」
    ■ あずさは土の上で、寝息を立てている
    ■ シャツに赤土をが沁みて、夕日の赤でもかき消せないほど色づく
    ■ 忍は決心した(なにを?)

    (……心配……心配したんだ……きっと)
    (この気持ち、ほっとけないって気持ち)
    (だってこの子、危なかっしい)
    (誰かそばにいてやらないとダメなんだ)

    手の中で壊れたりしないで欲しい。
    壊れる様を見るのは、もうたくさんなのだから。

    複雑な気持ち入り組んだ心。
    絡む情操。交錯する意志。
    やがて、忍は決心をした


    ■あずさは目を覚ます

    「ん……?」

    まぶたが震えて、開いた。
    あずさの、稚気横溢したどんぐりの眼。
    忍は後に、樋口章二に対してこのときのことを、

    「その瞬間、頭を拳固で軽く殴ってバカって言いたくなった。ちっとも親しくなかったのに」

    などと語ることになる

     

    ■ あずさは何故寝ていたのかを思い出せない
    ■ 忍は、三時までに医者のところへ行かなければいけなかった
    ■ 忍はしつこいくらいに、あずさの怪我を心配する

    ねー!
    これって、助けられたってことー?

    ……さあね!

    歩く少年の中には、今だかつて感じたことのないものが、ゆるゆるといつまでも渦を作っていた。

    胸が弾けそうな、極度の緊張に似たそれは鮮烈な彩り。
    つよい黄昏のようでもあった。

     

     

     

    27)怪我(2つ目)

     

    ■ いつ頃からか、あずさ面差しが柔らかく変化していることに気付いた

    ■ 忍は少女に関わるつもりはない。交友のメリットは0。
    ■ 忍はこのとき、監視体調との接触をはかっていた。
    ■ しかし結果は芳しくない。難度が高すぎた。
    ■ その日、あずさがいないことに気づく。

    民間人だ。
    放っておけば良いとも思う。普通であればそうだろう。
    だがこの場にあずさがいないのは、明らかにおかしいと……直感が告げていた


    ■ 忍は幻視をする

    何かよからぬことが起こっている。
    施設のそばで。

    今まで遅れたことはない。
    一度は許容されるにしても、続けば措置がとられることだろう。

    (いや……これは看過できない出来事だ)

    忍は少女に近づく。

    草原のはしに崖がある。
    下は柔らかい土で、高低差も数十メートルほどしかない。

    が、あずさは実際、滑って落ちたのだ。
    一人で遊んでいて落ちたのだろう。
    頭を打って気を失ったのだと予測された。

    (……見たところ、外傷はないようだけど)

     

    ■ あずさのシャツには血の色が染みていた

    しかしみれば大小様々な石なども転がっている。
    見えない背中側がどうなっているのか分からない。

    少女の胸は、不規則にしか上下していない。
    首筋に触れた。脈拍も不規則だった。

    「……っ」

    赤土の染みたシャツ、夕日に染みたシャツ。そして、血の色に染みたシャツだった


    ■ 忍があずさを抱きかかえているCG(粘膜接触か?)
    ■ 忍はあずさの体調をしつこいくらいに気にかける。
    ■ 忍はあずさを助けた

    ねー!
    これって助けられたってことー?

    (少し驚く。助けた行為を、彼女が知っているはずもない)

     

     

     

    28)丸目蔵人佐の言葉

     

    ■ 恋とか言わない。嘘である。
    ■ 丸目蔵人佐長恵は、肥後出身の剣豪で、実在の人物である。
    ■ 丸目蔵人佐長恵(まるめ・くらんどのすけ・ながよし)
    ■ 肥後(現代の熊本)

    ■ 天文9年(1540)生まれ
    ■ 新陰流始祖、といわれる上泉伊勢守信網のもとで修行した
    ■ 島津との戦、蔵人佐は敵の罠にかかり、多くの部下を死傷させてしまう。

    ■ 以降、蔵人佐は零落。90歳で生涯を閉じる

     

     

     

    29)戯笑う

     

    ■ 「戯笑う」本稿管理人による造語
    ■ 微苦笑・空想などと同様
    ■ 戯れ笑う。ざれわらうと読む。
    ■ 無断使用歓迎

     

     

    30)硬派病

     
    ■ 不特定多数の男性に共通する理想像を想定したもの
    ■ それを目指すことが、いかなる事よりも大切であると錯覚する状態。

    ■ もちろん病気である。なめんなよ。


    31)裁量活動資金



    ■ 忍が「施設」から与えられるお金
    ■ 月9750円
    ■ 担当者によって、不自然にならないよう厳密に計算された額。
    ■ ……らしい。

     

     

     

     

    32)ジムノペディ

     

    ・フランスの作曲家。エリック・サティの代表曲。
    ・1886年作曲
    ・三拍子による三曲によって構成
    ・サティが熱中していた、グレゴリオ聖歌の影響が強い

     

     

    33)私のセンサー

    本堂沙也加
    紅緒あずさ
    伊月笛子
    塚本葉子


    ■ 上の四名には、相互に微弱な繋がりを確認。
    ■ 確実性はない
    ■ 互いの接近を感知・存在を感知・危険を察知したりといった現象を確認。

    貴宮忍との関係が強いことから、残留模倣子群の適応放散による機能性差異の一種ではないかと思われる

     

    ■ 通常、相互の生体セキュリティを無効としているかの現象は見ることができない。(4人は稀)
    ■ 原因不明

     

     

    34)授業

     

    ■ 旧環太平洋保険機関・神戸センターは、緊急勧告をする
    ■国家全域に「病原体・組換微生物・生物製剤」による感染や発病などの可能性があるとした。

    ■ 予想される被害は、国内経済と公共福祉に大きな影響を及ぼす
    ■ 総理大臣は。20**年*月**日、緊急事態の布告を発した
    ■ 内閣府に「緊急災害対策本部」を設置
    ■ 「災害対策基本法28条の3条8項」に基づき、内閣府に「緊急災害現地対策本部」を設置。

    ■ 「国立微生物資源研究所」から同生物災害は間接侵略の可能性が高いと報告。
    ■ 総理大臣は通常の警備体制では治安維持は不可能と判断
    ■ 自衛隊に治安出動を命じる
    ■ これらの体勢は長期に渡ると想定された。
    ■ 権力の濫用が懸念されたが、緊急事態に対する特別措置の準用範囲内であるとした。

    ■ 総理大臣は、本件を「未曾有の国家災害」であると認知。
    ■ 米国も同種災害に対処している。
    ■米国と歩調を合せると共に、亜細亜・欧州方面への警戒を強めた(なぜ?)

    ■ 緊急事態宣言から一年が経過した20**年*月現在。なおも持続
    ■ 宣言が解除されないこと、教師などの人員が圧倒的に不足していることから、教育機関の授業は「無期延期」となっている。

    ■ 戦時中ということだ・

     

     

     

     

     

    35)新刊本


    ■ 倫理法廷(2)
    ■ 野木昭三郎(著)
    ■ 隔離病棟
    ■ 岐路に立つ逃亡者
    ■ 連続殺人・原因不明の大量殺人・正気を失う

     

     

     

    36)沈痛剤

     

    悲しみや心配事に沈んだ気分を緩和する……薬ではなく、あずさの認識上の誤字。

    幼いあずさは、まだ世の中に多くの未知領域を残す。
    とはいえ、この誤認にはある種の沈痛な気持ちを抱かざるをえないのが本当のところであろう。

    ああとがよそしいようで。

     

     

     

    37)備蓄



    ■ 忍の発案で「備蓄」ははじまる。
    ■ 凝り性である樋口章二が、固形燃料などのキャンプ道具を調達してきた。
    ■ 工場、本格的なくつろぎ空間へと変化した。空間は強固になる
    ■ 聖域としての強度を、持ちはじめた。


     

    ・乾燥野菜スープ(4食)
    ・固形チーズ(1食)
    ・ビスケット(1袋)
    ・乾パン(6缶)
    ――
    ・ミネストローネスープ(3食)
    ・ピラフ缶(2缶)
    ・袋めん(5食)
    ――
    ・乾燥野菜(4食)
    ・飴(2袋)
    ・チョコレート(1枚)

     

     

    38)不敬罪

     

    ■ 皇族ならびにその墓に対して、名誉を毀損する行為を処罰する罪。

    ■ 1880年に公布し、旧刑法に記された。
    ■ 1947年に廃止された。
    ■ その適用は、言論・思想・学問などに広く及んだ

     

     

    39)粉薬


    ■ 主成分、小麦粉

     

     

     


    40)本

     

    ■ 大型動物名鑑
    ■ 小関慎太郎・小松原隆・阿部国光
    ■ 鳥に隠された太古の秘密 小島豊(著)
    ■ モアの悲劇 フレデリック・マディスン(著)
    ■ 「ヤー」「ナイン」

    第1章 陸上の大型生物
    第2章 海中の大型生物
    第3章 大空の巨鳥
    第4章 虫類
    第5章 近代の絶滅種
    第6章 古代の陸棲生物
    第7章 古代の水性生物
    第8章 史上最大の生物

    番外 架空の巨大生物


     

     

    41)友情同盟


    ■ 忍は「施設」のことを口外できない
    ■ 忍は、人目につかないように草原のほうから歩いている
    ■ あずさへの違和感があった

    あ、あの、待って!
    こないだの、こと

    瞬間的に、あずさは赤面する。
    まともに忍を見ることができなくなったのか、うつむく。

    (この子……)
    (いつも、うつむいてばかりの気がする……)

    違和感があった。
    紅緒あずさとはもっと活発な存在で、あるはずだ。
    抑圧されて今のような形になっている。
    (そう、それは……間違いなんだ……きっと……)

    刹那、心を蒲色が曖昧に灼いた
    (そうだ……)
    (こんな気持になるのも、はじめてなんだ、僕は……)


    ■ あずさは忍を「貴宮君」と呼ぶようになる
    ■ 忍いわく、人と接することは戦争

    戦争みたいだな……これ
    追い詰めたり、逃げたり、守ったり
    人と接することは、戦争みたいなんだ―――

    けど、倒しちゃいけない
    致命傷を与えてはいけないんだ
    なんて、難しい……

     

    ■ 忍はあずさを助けたことを認める
    ■ 忍は悲鳴をあげそうになる

    「そう、なんだ」

    もうあずさは、臆してはいない。
    あと一撃で忍は壊れる。
    自覚があった。

    助けた。そこまではいい。

    けどその先に踏み込まれたら……貴宮忍防衛戦はあっけなく瓦解し、敗走の憂き目。

    「貴宮くんは、どうしてあたしを―――」
    悲鳴をあげそうになった。
    (…………どうしてって……)
    (どうしてなんだろうな……さて……)


    ■ 忍は友だちが欲しいと、発する
    ■ あずさは「友だちの作り方」を忍に告げる。

    あたしたちが、友達になれば、いいと思うよ

     

     

     

    42)友情同盟(2つ目)

     

     

    ■ 忍の中に、1つ目「友情同盟」のような入り乱れる感情を確認できない
    ■ 忍はあずさとの関係を、打算的に思考する。

    「貴宮君はあたしを助けた―――あってる?」

    回答不能。言語化してしまうと、少女あずさとの距離が変化してしまいそうな気がした。

    これ以上の接近は無意味。思考はそう告げていた。
    そもそも助けたこと自体が誤りだったと今は思う。
    放置すべきだった。

    失敗だ。
    大分印象づけられたのだろうなと思う。
    あずさは忍が施設通いをしていることを忘れないだろう。

    ならばある程度、監視下に置いておくという手もある。
    そう……もう忍とあずさは無関係ではないのだ。
    下手な対応はできない。


    ■ あずさは忍に感染・発症している。侵略してしまった。
    ■ 「友達が、欲しいんだ」と告げる忍に、感情的な変化はない

    「貴宮くんは、どうしてあたしを―――」

    (1/問題になると思った)(2/命令された)
    (3/助けない方が不自然だと思った)
    (4/助けたかった)

    いくつかの候補を検討し、絞り込んだ
    「友達が、欲しいんだ」

     


    ■ あずさを尖兵とした

    「あたしたちが、友達になれば、いいと思うよ」

    却下の対象たりえた。

    忍に必要なのは、対象との接触手段である。
    対象とあずさは無関係。
    あずさに頼る意味はない。

    断りの言葉を形作ろうとして、しかし思考を重ねる。

    「そうだね……それはいい手だと思うよ」

    忍は狙撃型の監視作を放棄。
    以降、対象に接近し交友をもって見張る方針へ、転換するに至るのである。

    あずさをその尖兵として―――

     

     

     

     

    43)葉子しだん

     

    ■ 非難の意味の「指弾」ではない
    ■ 武術における、指をもちいた投擲の技
    ■ 葉子の指弾は、威力はなく、相手に致命傷を与えるのは困難
    ■ 10メートルも離れると命中精度はがくんと下がる。当たらない

    ■ 近距離時における、牽制で使用するとに適している

    使用できるのであれば拳銃の方が良い

     

     

    44)傲岸な声

     


    ■ 樋口章二が、忍・沙也加を遊びに誘う
    ■ 2人をライブに誘うも、拒否される
    ■ 章二、クラスメイトをパシろうとする

    「おいそこのテメェ、パン買ってこい」
    そばの男子生徒に命じた。
    「え? あ、あの……?」

    「あ、いかなくていいよ。
    ……章二!」
    「小腹が減ったんだ」


    ■ 忍、外出することを許諾する(意味深)

    こういい天気だとなぁ……オレは外に出たいよ
    …………

    ……そうねぇ、行こうか

    忍……あなた……


    でもさ、沙也加 (外を示す)

    いい風だよ―――

    (忍、章二、沙也加)

     

     

    45)カクテルパーティー効果

     

    大勢の人間が会話しているパーティー会場などでも、自分に関する会話だけは不思議と耳に入るものである。この現象をカクテルパーティー効果と呼ぶ


    ■ 「人間の耳の機能」と「認識システム」によって起こる
    ■ 両耳に届く音波の時間差によって、音源との距離感をはかれる。

    ■ 混戦する会話に、注意を払っていないようでいて、拾は意識化ではある程度自動的に処理されている。

    心理上の検索機能は常時働いており、自らの興味とリンクすることで、蓄積された会話からの抽出は極めて素早く実行されるのである

     

    ■ 人はあふれるほどの情報に囲まれている

    もし外部からの情報が途絶した時、高度に発達したとされる人の意識は、どのような状態に置かれるのだろう。

    外に出るのか、あるいは内に向かうのか。
    心地よい自室は、いつも間口を広くして宿主を待っている。

    人の心と自室は、同じ広さと限度を共有することが多いのかもしれない。

     

     

    46)相関関係

     

    あずさ→(この気持が届かない(涙))→忍
    あずさ→(やじゅー、けだもの、犬っぽい)→章二
    あずさ→(すき!)→沙也加
    あずさ→(あったまいー、超おぱい、
    メガネ取ると美人なのだ)→笛子
    あずさ→(ふしぎ、ちょっと歳近い)→葉子
    あずさ→(お父さんって感じ、
    みんなに内緒でいろいろ買ってもらってる)→斎

    沙也加→(親近感以上の何か)→忍
    沙也加→(猛々しい男)→章二
    沙也加→(ちゃんとした
    レディに育ててあげないと…)→あずさ
    沙也加→(読書仲間。胸が)→笛子
    沙也加→(ちょっと苦手……でもいい子よ)→葉子
    沙也加→(実直な男)→斎

    章二→(おまえを倒すのはこのオレだ!)→忍
    章二→(いさましいちびの肉不足)→あずさ
    章二→(ビビってなんかねぇぞ……)→沙也加
    章二→(法の手先め。バスト)→笛子
    章二→(舐めてかかるな)→葉子
    章二→(なかなかのヤツだ)→斎

    笛子→(危険人物)→忍
    笛子→(野蛮人)→章二
    笛子→(小動物)→あずさ
    笛子→(ドレッドノート)→沙也加
    笛子→(オーパーツ)→葉子
    笛子→(宮本武蔵)→斎

    葉子→(揉まれたい)→忍
    葉子→(辱めたい)→章二
    葉子→(もっと遊びたい、嫁にする予定)→あずさ
    葉子→(嫁にする予定)→沙也加
    葉子→(脳がかゆい、胸嫁にする予定)→笛子
    葉子→(空気と同じ。幸せになっても良い)→斎

    斎→(…………)→忍
    斎→(………)→章二
    斎→(…)→あずさ
    斎→(……)→沙也加
    斎→(………)→笛子
    斎→(……………………)→葉子

     

     

    47)魔女

     

    ■ 灰野と千鳥の対話
    ■ 感応は数値としてもっとも顕著にでる。
    ■ 上流に比べ、一律に下流は低い
    ■ 覚醒プログラム・薬物を用いれば、数値は2~5まで上げられる
    ■ 今期の調査では、ほぼすべての観測対象が「E級」分類らしい
    ■ 本堂鏡子は、「A級」であり「重要監視対象」である。
    ■ 彼女は例の一族。

    政治に深々と食い込み、長年に渡り独自の立場を得ている古い一族のことは千鳥も知っていた。

    「本堂が古くから呪術的な役割で為政者と繋がっていたことを考えると、当然の結果なのかもしれん」

    「秘密主義的な連中だが、今の本堂はまだましだ」
    「……時代が時代ですから」
    「そうだな」

    (灰野、千鳥)


    ■ ロッジの子供=献体9-27号=貴宮忍
    ■ 肉体が器用だと、「操作」の値も高い素養を持つ

     

    ■ 補足データ


    ・一般人(おそらく)E級分類

    安永茂(28)男/公務員

    感応
    上流1.5
    下流0.2
    操作0
    作用1



    ・本堂沙也加の母親(おそらく)A級分類

    本堂鏡子(31) 女/無職

    感応
    上流0.1
    下流0.1
    操作0.5
    作用34

     

     

     

    48)投射

     

    光あるいは音などが、物質を経由し他の物質面に達すること。
    影などを投げかけること

     

     

    49)猟奇殺人事件

    ボウガン―――


    ■ 携行性射出武器(ボウガン・クロスボウ・弩)
    ■ 台座があり、弦を引いた状態で固定し、トリガーで発射
    ■ 連射性☓ 威力◯ (しかし殺人には不向きな武器)
    ■ ボウガンは、購入に特別な許可を必要としない

     

     

     

     

    50)同期性自我拡大症候群

    「突然どうかしてしまったかのように―――」彼らは隣人を破壊した。

     

    ■ 運命の20**年7月、地球全域で混乱がおきる
    ■ 原因不明
    ■ 数千にもおよぶ事件が発生した。

    しかし実際は、その数倍ほどの潜在的殺人者が誕生していた。
    日常性を保ちながら異常性を持つ者は、突発的な犯罪には走らない。
    また多くが、極めて巧妙に自らの行動を隠した。彼らはまるで義務であるかのように殺す

    ■ 同期性自我拡大症候群によって異常化した人々を「フリークス」と呼ぶようになった。(一部インターネット上で)

     

     

     

    51)じゃんけん

     

    ■ 一粒のサクランボウを賭けて、4人はじゃんけんをする。
    ■ 沙也加・あずさ・笛子・葉子の4人である。
    ■ 4人は緊張し、負けたものは悔しさを募らせた。
    ■ 沙也加の挙動に、笛子は疑惑を感じた

    ……本当は、悔しいわ
    何か

    不自然に余裕があるわね
    ……怪しい、かも

    実はね、私、以前……はじめてをもらっているの
    何年か前……忍と親しくなった頃ね
    そのとき私ははじめて……触れたの

    な、何に?

    異性そのものに

    ストップ。つまり……触れたというのは……ただ触った、だけ?

    それまでは箱入りだったもので

    ……文字通り……はじめて……触れたってこと?
    ええ

    そんなので余裕になっちゃうわけ?
    なら、あずさはいつ彼にはじめて触れたか記憶していて?

    (あずさは愕然とした)あぉ……

    価値観とは人それぞれのもの、そして何を尊ぶかもまた個人によって変わってくるものよ

    私にとっては大切な思い出だもの

    おめでとう、葉子。頑張りなさい。
    あい
    ――

    じゃあ、いただきます
    (葉子はサクランボウをつまみ上げると、口に放り込んだ)

    沙也加は。

    「…………」

    嘘は、ついていなかった。
    ほう、と息を吐く。

    「……笛子は、鋭いわ……」

    はじめて触れた。
    何も否定していない言葉であった。常時日頃から、人間関係に無用な刺激は必要ないと沙也加は考えている





    52)原U


    ■ 原Uとは、「原型USER」の略語。
    ■ 訓練を経ずに高い「作用力」を発達させてしまった者を指す
    ■ 本人が「現象行使者」であることに無自覚なことが多い
    ――
    ■ 「原U」な者が「同期性自我拡大症候群」を患うと、隠蔽・擬態・殺傷手段に特化する傾向あり。極めて危険。

     

     

    53)事件の情報

     

    ■ 小学5年生

    ・◯◯日午前5時頃、◯◯市の小学校教諭から「児童が首を切られている」と199番がある。
    ・小学5年生の◯◯ちゃん(11)は死亡
    ・当日は、花壇の当番のため早く登校していた。
    ・市は、臨時に児童の集団下校を義務付けた


    ■ 虚言癖の男性

    ・同市に住む、無職の男性(30)を殺人容疑で逮捕
    ・しかし彼の証言は、偽証であることが判明。
    ・男性は日頃から重度の虚言癖があり、カウンセリングを受けている
    ・事件当時、彼は現場から200切ろ離れた治療施設に滞在。

    ・◯◯市の連続殺人事件の犠牲者が6人を超えたことで、公開捜査に踏み切ることに(最初の事件発生から4日経過)




    ■ 被害者は全員、首を切断されている

    ・首切りの切断状況をみるに、技術を持った人間の犯行と推測
    ・老若男女問わず、被害者同士の関係もなく、殺害。
    ・全ての遺体は、膝の上に自らの首を抱きかかるようにして死亡 ・サムライ的な認識に染まってしまった人間の犯行?

     

     

     

    54)電極コード伸びる銃

     

    テーザー銃のこと。

     

     

    55)独自の調査結果


    ■ 『首切り事件・被害者について』

    ・ 6人の殺害に用いられた凶器は同一のものである。
    ・武器の推測」よく切れる刃渡り30センチ以上の刃物。重量は1キログラム前後


    ■ 『凶器に関する疑問』

    凶器が刀剣である場合、犯行場所が問題になる。
    以下にその関係を記す。

    被害者/場所 /時間帯

    被1/小学校校庭・花壇/早朝
    被2/私道 /日中
    被3/住宅街・玄関 /日中
    被4/高級住宅街・路上/日中
    被5/駅前 /夕方
    被6/中学校校門 /夕方





    ■ 『犯人像』

    ・残像より

    身長170~185(中肉中背)。
    男性。
    若年層。15~25。
    刀剣はシルエットでは確認できない。
    頭髪は短い。

    高度な運動技術を有する。軍隊経験あるいは武道の有段者。
    微弱な妨害の形跡あり。→原Uの可能性考慮されたし。

    平時・犯行時、ともに精神状態は極めて穏やか。

     

     

    ■ 『犯行予測手順』

    犯人は後方から被害者に接近する。
    肩に手を置く。
    被害者が振り返る。

    犯人は被害者の片膝の裏あたりを蹴ると同時に、腕を取り関節を捻るような動き。
    被害者は地面に膝をつく。(ここでビジョンは乱れる)

    首が落ちる。犯人は歩き出す。
    切断にかかる時間は1~2秒以内。
    本リーディングでは器物の存在は認められないが、過信はできない。

     

     

    ■ 危険な殺人術を身につけている可能性大
    ■ 犯行をすごく尊い行いであると考えている(あるいは儀式的)

     

     

     

    56)門倉嫡子の少年院送致

     

    ■ 斎と葉子は、冷遇されていた。
    ■ 2人の少年期の頃合いのお話。
    ■ 集団売春・リンチ行為の疑い

    ■ 門倉正道は生気を失っている。室内のいたるところに刃物による傷跡がある。
    ■ 正道にとって葉子との「許嫁」の関係は、有用かつ誇りあるものだった
    ■ 斎は葉子を、外に連れて行く
    ■ どこからともなく現れた忍はこう切り出す

    ……遊びに、行かないか?

     

     

    57)猟奇殺人事件(刀剣)

     

    ■ 刀剣で人の首を切断するのは難しい
    ■ 継続性・距離・技術などの面によって難度が跳ね上がる

    敵は抵抗するだろう
    技量をもって凌駕し切り込み斬首を果たす。

    骸を断つのではない。
    直立し武威を有する相手でなければならない。
    奇襲であってはならない。
    背後からの一撃は許されない。
    正面か、ないしはこちらを向いた状態が、確立されねばならない。たとえ呼び止めることがあっても。

    よく考えられていた。ただ一点のみに特化されていた。 歴史がそれを成したのか、個人の執念か。

    あるいは、余人の想像を絶する、論理と閃き、技術を天性、悟りと妄執、それら渾然たる結実が、不可解なほどに研磨され歪曲し果てた超絶的な斬首技術を空想神話の界隈から、
    現実の世界へと描出されるのかも知れない

     

     

    58)MMMO

     

    Mobile Messively Multiplayer Online Role Playing Game

    大規模ネットワークアールピージーの携帯コンテンツ版のこと。
    依然として強い人気を誇る、大規模ネットワークゲームだが、近年では携帯版も勢いが強い。

     

     

    59)いつも携行

     

    携行の傾向

    沙也加……常時。
    あずさ……不携帯。
    笛子……常時。
    葉子……該当期間のみ

     

     

    60)こん

     

    こんにちは、こんばんは(兼用)。
    ネット用語の中でも、特にネットワークゲームで用いられ、定着した。

     

     

    61)ローメンコ

     

    ■ ローメンコは、メンコの一種である
    ■ 1~2cmのメンコを数枚重ねてロウで固めたもの
    ■ 爪で一枚ずつはがし、ロウのすべりを利用して指で飛ばすもの
    ■ いろいろなルールがあるが、子どもはただただ飛ばす

    ■ 学校生活を豊かに彩ってくれる、アイテムなのだ

     

     

    62)異性と接近するための合理的手法

     

    内容

    多感な十~二十代の若者が、異性と触れ合うに際し、まず必要とされる親睦過程を数理的に解析・解説。 告白に至るまでの初期交際期を対象とする恋愛幾何学の入門書。

     

    ■ (著)本能寺五郎
    ■ ぎゃああああああああああああああああああ!!
    ■ 自己を巧みに隠蔽しつつ、人間の恋心に「数字」というメスを入れた本書。

    ■ 読者の倫理が問われる一冊

    「うーん、ま、十歳以下なら有効かも知れないですね!!!!(超笑)」


    ■ ドイツ語:「ヤー」 「ナイン」

     



    63)眼鏡

     

    ■ 伊月笛子の装備品(STELLA F-022)
    ・レンズ口径38mm
    ・セコ製

    ■ 笛子は幼児期においては裸眼だった。
    ・しかし読書量・勉強量の増加により、視力は低下。
    ・彼女ははじめは、「エンジョイメガネ製 HAU-110」を使用していた。

    ・中学進学時、クラスで眼鏡使用者が多かったため教室中列に配置される。しかし黒板の字を見るのが困難だったため、新しいメガネを検討することになる

    ■ 新型・セコ製レディースモデル『STELLA F-022』を購入。
    ・本モデルは、リムが薄く軽い。
    ・聴覚器の負担が軽いため、長期運用に向いている。
    ・レンズは、「単焦点レンズS-38」
    ・高屈折率1.67である。
    ・遠くもよく見える

    ・この眼鏡をかけることで、あらゆる像は曖昧さを失いシャープな輪郭を得る。

    その行為はある種の規律の投射を連想させ、笛子の資質と合致していると言えるのではないか?

     

     

    64)公序良俗




    ■ 辞書:「公共の秩序と善良な風俗」

    ■ 議論では、この見地に寄り添うように内容を組み立てれれば、相手を論破する上で重要な戦略となる。

    ・ただし、規律を蔑視することに価値を見出している相手との議論は、効果が得られない。


    ■ 伊月笛子は規律を重視する。
    ・身近な人間に、押し付けるかのようにその言動を繰り返す。
    ・樋口章二のよう相手でも、怯むことはない。
    ・"口うるさい”笛子は、友人が少ない。

    ■ 一般社会における正論は、時として疎まれる
    ・正しすぎる基準線は、必ずしも全ての人に「快楽」を提供するものではないからだと、考えられる。

    ・人の倫理は、その時々で「正義」と「悪」の間を漠然と彷徨うもの。時に入れ子となり、周辺の空気と同調するものである。

    ・完全な規律のみによって描画される世界は、明確な像を結び把握しやすい。

    伊月笛子は周辺に規律を投射しているとも言える。

     

     

    65)口裂け女



    ■ 口裂け女は、都市伝説の一つである

    ・1979年。インターネット普及前の時代、短期間でこの噂は日本中に広まった。
    ・彼女は子どもに問いかける。「わたしはキレイか?」と。
    ・白いマスクをつけ、赤や黒のコートを着ていたといわれる。
    ・鎌を所持している可能性あり

    ・口は半壊し、耳まで裂けている。

    彼女の問う美しさを肯定してはいけない。
    彼女の問う美しさを否定してはいけない。
    どちらも、彼女にとっては許せない回答なのだと理解する。

    もし実在したのなら、彼女はどのようない能力を持っていたのだろう。
    答えは一つだ。
    並外れた跳躍力や、殺戮の技術などは必要ない。超人・妖怪である必要はない。 心が狂えば、違ったものが見えてくる。

    街中に無尽に飛び交う意識が、まったく途切れた瞬間を、見つけ出せるのである。
    闇だ。
    日中でありながら、そこは闇なのだ。

    そして逃げる少女の結末を鋭く予測する。
    全ては予想通りに運ぶ。
    相手がどれほど恐れているのか、よく見える。

    いつ逃げるのかもわかる。 すべて、わかる。
    体も軽い。何日も水しか採らずとも生きていける。
    何日も寝なくて良い。
    指が折れ血が流れても痛くはない。

    脳だ。狂いとは、脳の乱れ。 それだけなのである。

    当初の動機はあったにしろ、ゆくゆく手段が目的になれば……彼女は現象になれる。朽ちるまで。

     

     

     

    66)事件の情報



    ■ 1、若い女性

    ・路上で女性が死んでいるのを、大学生が発見。
    ・仕事先から徒歩で帰宅中、前方から何者かに襲われた可能性が高い。

    ・争った形跡がないため、恨みをもつ顔見知りの犯行か?
    ・彼女の、年齢は25歳。
    ・彼女の頭部には深さ10cm以上の傷がある。額の傷は、細長い棒状の器物が刺されてできたものらしい
    ・彼女の死因は、頭部負傷による「精神性ショック死」である。

    ■ 2、男性

    ・山林で、男性が胸を「矢」のようなもので刺され死んでいるのを発見。
    ・現場には少量の血痕、争った形跡はなく、凶器も発見されていない。

    ・男性のプロフィール:自営業・48歳

     

    ■ 3、子ども

    ・工事現場で児童が死んでいるのを発見。
    ・警察は、前述した「女性」「男性」が殺された手口であると判断した

     

     

    67)心の友

     

    ■ 忍が提案した、「孤立児童による、孤立児童のため」の友情支援。

    一人一人ではいじめられてしまうが、集まることでグループとして認識され、いじられにくくなる。
    この方針に基いて、クセのある人間であっても積極的に仲間にしていくことが可能となった。

     

     

     

    68)投射(2つめ)

     

    光あるいは音などが、物質を経由し他の物質面に達すること。影などを投げかけること。

     

    ■ 心理学や精神医学では、自我の防衛機能のひとつとされる。

    自らに何らかの問題(能力・容姿・状況・感情等)を許容できない場合、人は苦しみを受けるが、その不快感を分離し、他者に宿るものとして誤認する作用である。


    ■ 片思いが顕著である。

    ・この強すぎる感情が発散
    ・解決されず溜め込み続けた場合、『相手が自分に対して恋愛感情を抱いている』と感じることがある。



    ■ どんな感情でも、投射は起こりうる

    ・社会に対し深い恐怖を感じ取った人は、時に社会から攻撃的な視線を"向けられている”と錯覚するのである。



    ■ 時に、自らの欠点を他人に投影してしまう構図がある。

    ・これは自我の防衛機能である。
    ・この機能を抑制するには、自我に対する客観視と許容の精神が必要になる。

    ・心を解放するのは、簡単じゃない。

    だがそうしなければ、いずれ重圧による自壊は避けられないものとなる。
    自らを汚れていると感じるならば、あるいは彼女は他者が汚れていると感じるかも知れないのだから。

     

    +++++

    (BLOG-1おわり)

     

    <参考>

    最果てのイマ フルボイス版
    ザウス (2007-11-30)


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