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TOP > エロゲーのレビュー > 最果てのイマ エピーログ編の事実確認をする。 (7979文字)

    最果てのイマ 2周目 (43)

     

    チャプター◯◯編の一部とエピローグ全般を漁り、このゲームの事実を再確認した記事です。


    以前の記事はこちら
    最果てのイマ BLOG-1 (15422字)
    最果てのイマ BLOG-2~3 (30292文字)

    最果てのイマ 感想・考察│ 世界は情報を「記録」し続けていく。

    <!>ネタバレ注意


     


     

    今回の記事は、以下のチャプターから決定的事実を抜き取るものです。

    ・戦争編――「イマ」
    ・エピローグ編――「お茶会-1」「お茶会-2」「去るもの」

     

    この4つのチャプターからは、確定事項とでもよべる「事実」がわんさか出て来ました。

    この事実を、このゲームのグランドルール(前提)として「記憶の配列作業」進めていきます。何事も指針が大事なのです。

    では初っぱなから、まとめてみます!……

     

    ……まとめようと思いましたが、下記以上にもまとめられませんでした……。私の能力の限界ということですね……。

     

    この記事に限っては、引用色を使ったものは引用文とは限りません私が私のために見やすくしたものなので、注意してください。

     

     

     

     

     

     

    樹系種と識核種

    樹系種


     

    ・群体=樹系種=中位素。

    無数の末端神経の活動の上に意識が起こり、GVPによってその無数の意識を繋げることでさらなら上位の意識が生じた


    ・識核種=グレーターワーム=心海領域に棲むモノ

     

     

    樹系種は中位種『識』への中間段階にある個体には分類されない単一種(素)である。揺り戻しをその機能とすることで知られる。

    上方への推移は、帯域制限に等しく制限されるべきである。

    同時に複数の資格者が発生した場合、ふるい分けが必要になる。今回樹系種は推移を果たせなかった。

    下流に対しては下位意識群の発生を促し、上流に対してはさらなる創発の構成要素となる。新たな中位ピラミッドの土壌を形成するわけだ。

     

    樹系種は、放散か帰結のみを生涯のモチベーションとする。放散した場合、この種は複数化し、中位素から中位種へと意義的変化を遂げる。

    帰結に向いた場合、本ケースと同様、相殺が行われる。普通、相殺が起こることにより、心海領域で休眠してい識核種が覚醒する。

    表層化した識核種は、自己解凍を経て破裂。
    相殺によって機能低下した網状意識を修復しつつ、接続された全ての界(動物界・植物界等)に対し、識核の断片が送信される。


    結果、知性段階の発生が促される。

    さて、本件の特徴を一つ挙げるなら、相殺と対になって発生する現象……識核種の覚醒が見られなかったことである。

    休眠識核種が活動することで、知性史に新たな流れが刺激される。相殺により個体数を大いに減らした当該種には、もはや時代の知性を担う力は残されいないはずだからだ。

    だというのに、識核種は知性の配布を、行わなかった。

    もしかすると今回の端末群……いや、個体群には、まだ可能性が残されているのかもしれない。

    一度、樹系種が発現した以上、本エリアで個体間統合が行われていることは説明の予知もない。

    正常なヒト種の個体数は、現時点で一億足らずである。再繁栄の可能性が、あるのだろうか?

    発生前段階まで戻された樹系種とともに、やり直しの機会が与えられたのだろうか?

    あるいはそれこそが、次な中位素をして放散に向かわせる……システムなのだとしたら?

    『私』には、高位の理は理解できない。樹系種を知覚した時、それは輝きとしか感じられなかった。中位素でさえ、未知の、ヒカリとしてしか認識できない超越した存在である。

    だがさらに上部、決して個体では手の届かない高みに、輝きを超えた、不可思議な概念が、七色のオーロラのように漂っていた。

    読み取ることもできない、相の神秘。
    全ての知性が向かう先なのだろうと思う。
    段階創発的こそが、知性化の道のりなのだ。

    世界は意識で満ちている。
    無限の広がりと持つ、一つの脳であるかのように。
    意識の神秘は、宇宙空有かん以上の広がりを持って、観測者を震えさせるものである。

     

     

    群体とは何だったのか?

    最果てのイマ 戦争編 (1181)

     

     

     

    群体とは常識外の「意識体」である。

    模倣子の送受信が活発化し、ある一定の伝達速度を超え、GVP計画によって80億の意識を有機的につなげたとき「上位の意識」が生じた。これが群体である。

    創発という概念によって、もたらされた存在である。あれはヒトの行末である。意識の上に自然にあるもの。そして自ら滅びる矛盾を抱えるものだった。


    群体は、異次元のような場所からくる。もし”彼ら"が内ではなく外へと向かっていたら、人類はそのまま存続していた。おそらく、上位知性の存在など気づきかぬままに。

    向かった先は、忍だけしか見ていない。あるいはイマジナリーネットの管理人・イマなら何か知っているはずだ。


     

    ちなみに、イマによれば知性・イマジナリーネットは人類が最初ではない。

    原始的隠者の全能感が、意識と外界を接続してしまう可能性は否定できない。だけど、それだけではない。

    群体がいて、さらに上の存在がいて……つまり意識界がシステムとして成立するほどに、無数の知性が世界には存在してきた

    人類もまたその一つ

    あなたの体内にある神経もその一つ……最小単位に近いけれども

    半分、肉体だものな……人間は

    (イマ、忍)

     

     

    貴宮忍の記憶の追想

     

    最果てのイマ 戦争編 (795)

     

    忍は記憶に迷っていた。

     

    戦争後、貴宮忍は半廃人化してしまった。人間としての基礎的な機能も失うほどに壊れた。 時間の流れを正確に把握することができなくなってしまった。

    昨日の出来事が一ヶ月前のことに、一年前の日が、2ヶ月前の日と入れ替わる、高次脳機能障害を患ってしまった。

    一年間ものの間、彼は記憶の中を迷い、錯乱し、混乱していた。彼の自意識は、極めて恣意的に出来事を捉える原因でもある。(追想中で)

     

    忍は未来を予知する力は持っていなかった

     

    貴宮忍が未来を「予知」していると思ったものは、一度体験したことを予知していると”思い込"んでいただけだった。

    全ての既視感は、真実にもとづいているだけだったのだ。

     

    GVPの計画の結末が人類の衰退であると知って絕望したことも、その一つ。彼がこの事実を知ったのは”イマ"であった。

     

     

    忍は実際の歴史においては、別の悩みを抱えていた

     

    貴宮忍は記憶の追想中、いくども世界の終末を”予知"し絕望を味わっている。しかし、この悩みは「記憶を追想」したから発生したものである。

     

    では実際の歴史では、彼はどんな悩みをもっていたのだろうか?

     

    それは「模倣子による全人類支配」という侵略について懊悩していた。模倣子によつ強制介入が、人格から自由意志……個人の聖域を奪いってしまうことを。

    人ではなくす行為だと苦悩していた。そうなれば、本当の意味で意志を持つ人間が、自分1人だけになってしまうことだとも。

     

     

    忍が使う「俺」は章二から真似ている。つまり、「俺」と使う場合、章二死亡後の出来事であると推測できる。

     

    「あなたは模倣子による強制介入が、人格から自由意志……聖域を奪い、人ではなくす行為だと考えいたのね。そうなった場合、本当の意味で意志を持つ人間が、自分1人になってしまう、とも」

    (……それは寂しいことだ)
    「でも大丈夫だって、今ならわかるでしょ?」


    (…………)
    (ああ、わかるよ……)
    (あずさも、沙也加も、笛子も、葉子も、斎も……みんな)

    「樋口章二だけは」

    (ああ、わかってる)
    (彼については、仕方ないことだった)
    (俺の弱さが招いたことだ。受け止めて、生きていくしかない)

    「そうね」

    (あいつの口調を真似て……女々しいと思う?)

     

     

     

    「戦争」後の世界の様子

     

    戦争後、世界にはベビーブームが訪れた。人類はまだ存続しているのだ。ただ平常なる異端・奇化した人間「フリークス」が溢れてしまった。

    人類とフリークスの戦いは続いている。

     

    イマジナリーネットのほうはというと、管理できるほどの演算力を持つものがいなくなってしまったため完全に崩壊した。


    ■ 忍も以前に比べて大幅にスペックを落とした。しかし日常生活には支障ない

     

     

     

     

    イマとはどういう存在なのか?

    イマ 最果てのイマ

     

    イマ―――貴宮忍の脳内にある、腫瘍存在のことである。

    彼女はイレギュラーとして発生した特別端末だ。イマジナリーネットに触れ、意識界全体の流れに触れ、自己を高めた。そして自身の存在が個体であるがゆえに、「種」としての資格がないことを知る。

    イマは個体知性であるため、種に比べて高い理解力を持っている。高度な閲覧ができる存在である。しかし、彼女の性質上「記憶保持能力」は脆弱である。

    体内に感染させた記憶も、発症段階では歪曲してしまう。故にイマジナリーネットの記録機能を頼った。ヒト種への依存なくして生存できず、さらには阻害されている存在。そんな彼女が認められる、己の確かなもの……それは現在だけであった。

    イマは物心ついたときから、忍のことをずっとずっと知っている。いつも忍のそばにいた。彼が王にふさわしい個体になるよう、手を貸しもした。

    当初、イマは忍を憎んでいた。同じ場所(脳)を共有しながらも彼はヒト個体で、自身はイレギュラーな存在だったからだ。圧倒的な疎外感は、忍を憎む動機になった。

    記録が終わり次第、貴宮忍も道連れにするつもりだったが、――(何かのきっかけで)――思考を改めることになる。

    (1、お茶会に誘ってもらった。2、忍の倫理を超えるときの絕望・決意を見て凄いと思った。3、忍が手を差し伸べてくれたから)


    彼女は忍のことを大切に思えた。他者を愛せた。他者を意識することで芽生えるのが社会性なら、イマはそれでやっと孤独から解放された。

    ならば、人間らしい生き様を。胸を張ってヒトと名乗れる営みを!


    イマ(脳腫瘍存在)みずから、自身の神経を紐解き、ズタズタにされた忍の「脳神経」と「認識」を治療することに成功した。

    回復した脳神経に彼女自身の記憶を転写することで、貴宮忍の記憶の欠落も防げた。なぜなら、イマが知り得た知識は、イマジナリーネットのそれらをのぞけば忍の認知を一致するからだ。

    イマと忍は視点を共有している。このため記憶の配列作業は忍にも知覚されている。

    イマは≪王≫としての資格を持っている。しかし、単独のものではなく忍と同期してこそのものだった。イマと忍は二人で1人の王だったのだ。倍の演算力。だから≪王≫に最適だとされた。 

    ちなみもイマは忍の人格の一部ではない。別個の存在と見るべきである。人類最高のUSER。そんな彼女の存在を知るのは「千鳥」と「沙也加」のみだった。千鳥はおぼろげに、沙也加はよりはっきりと。


    イマが記録を決意したのは、今である。人類と群体が相殺した直後ということになる。本件は希少例だったため編纂することにしたようだ。よってイマは傍観者であるがゆえに、自身を記録者と呼ぶ。

    本事件を忍の視点から記録するのが、彼女の仕事だった。彼女は忍を愛したからこそ、ログを残そうとした。忍を”あそこ"へ導いたのは、自身の仕事の終わりを告げるためだった。

     

     

    ―――イマは去っていく。どうやら人格が足りなくなってきたようだ。……永遠の融合と彼女はそう言った。

     

    ヒトは短い寿命を生きる。だから今は全てではるけれど、それは明日のためでもある

    明日を夢見て生きるものが、ヒトなんだと思う

    まさに君がそうじゃないか
    さようなら、アス

    ……さようなら、忍

    隠しておくつもりだったけれど、ログを残すわ。でも、ここでは見せてあげない……ちゃんと自分で探してね

    きっと見つける

    ありがとう

    そして……目の前で、彼女―――アスは消えた。

    瞬間、俺は理解した。ネットの完全なる崩壊を。

    「……終わる」

    だがこれは不幸な崩壊ではない。人類に与えられた、再スタート……再起動なんだと。

    ―――

    接続が消える。最後のアクセスが希釈される。
    仮想通信網が、個に還る。

    役目を終えて。
    心が白む。
    嬉しく思う。

    世界は俺に、日常に戻って良いと告げたのだ。
    こんなうれしいことはない。

    絶対の幸せのうちに、

    ログアウト―――

     

     

     

     

    ■ イマはお茶会に誘ってくれてありがとうと言った。忍は能動的に誘ったのだろうか?

     

     

    自己犠牲?  愛弟?

    あの光の樹は、どこに?

    ……ずっと、上に

    君は、そこに行くの?

    だったらいいんだけど

    私はもっと俗な生き方をしたいの

    俗というと

    そうね……愛弟のために自己犠牲、とか

    ま、それはいいからいいから―――

     

     

     

     

    お茶会

     最果てのイマ 戦争編 (1257)

     

     

    お茶会-1

     

    ■ 章二がいない

    ■ 突然の風は、忍の力によるもの

    ■ 視界が歪んだ直後イマを認識する。忍はこのとき「アス」と認知。

     

     

    お茶会-2

     

    ■ アスを認知した、ということは忍の治療を終わったことを指すのだろう。半廃化状態といっても、おそらく日常生活は送っていたんじゃないだろうか。記憶が錯乱しているだけで。

    ああ、そうか。
    お茶会の、途中だったんだ……!

    僕はそこに参加していて、章二を幻視していて、

    彼女にあって、
    全てを知って、
    気を失ったのだ。

    そして章二いないことを理解して、今、こうして、目を開けようとしている。歩みだそうとしている。

    ■ 人は群れることで深化した。

    我々は人の気持を推し量る。

    独身することで、人と人の距離を維持しようとする機能がある。これは社会的複雑性の読解力と言われる。相手を理解することで、共存が成立するのである。

    その中からルールが生まれ、倫理が育った。単純には、隣人を憶測する能力のことだ。

    何をすると怒るか。
    どうすれば喜ばれるか。
    いかにしてうまくやっていくか。

    だが人のそれは、他の社会的側面を持つ動物のそれを、遙かに上回る。その強力さは、ほとんどテレパシーと言って良いほどだろう。

    人は人の心を解するのだ。
    感情移入できるのだった。

    僕は、できなかった。

    そして、できるようになった。
    最新の人類学レポートからは、社会的複雑性を読む限度は150名足らずであると言われる。

    僕たちは他者の心について推し量る、凄まじい頂上能力を備えているが、でも数が多すぎると対応できない。

     

    ■ 心が、150名しか読心できない心が、有機的に億と連結されたとき……群体は目覚めた。

    限度を超えた接続から生まれた、その個体を激減させることで適切な距離になった。

    それは大自然の摂理だったのかもしれない。

     

    ■ 忍は守れなかった。失った

    掛けがえのない友を。
    兄弟姉妹を。
    自分を。

    (章二、……、イマ)兄弟? 姉妹は笛子のこと? なんだこの謎は。

    ■ 忍は半廃化状態のとき、4人は好きだからみんなで守ってきた彼を。 交替で。

     

    ■ 適応放散は使えなくなった忍

    「好きだったから……みんなで……守ろうって……いろんなものを守っていこうって……」

    あずさは顔を伏せてすすりないた。
    言いたいことがありすぎた。
    とても一瞬で伝えられるものではなかった。

    だけど二人はもう他人だった。
    少しづつ伝える。
    他者性は、そのことを正当化してくれた。

    ■ 忍は4人とアレな関係になっている(交接)

    邪な気持ちで私達を口説いて、あんなに自分のものにしておいて、そのまま逃げるなんて許せないもの

    そうよお手つきなのよ? 法律変えてでも、四人分の責任取ってもらうから!

    新しい世界だね

    細々としてますけどね

    だけど、生きるよ

    みんなで、生きるよ

    みんなで、生きるよ、忍くん

    うん

     

    ■ 明日

    ……今も、明日が怖い?

    真摯な問い。

    「…………」

    僕は首を降る。

    「おかしいんだ」

    「……もうなんにも怖くない」

    「生きることが、怖くないんだ」

    ああ―――
    戻ってきた。
    僕の聖域に。

     

     

     

     

     

     

    去るもの

    最果てのイマ 戦争編 (1298)


    ■ 忍は抹消されていたキング。

    ■ USERで忍を嫌悪できるものはいない。

    ■ 宗多は生存している。

    ■ 忍は伊勢崎宗多に感謝していた。USERで王を嫌いになれるものはいない。にも関わらず、貴宮忍を「嫌い」続けようとした宗太を忍は感謝していた。


    ■ 灰野は自我崩壊を起こしていた。

    彼に残っていたのは、かつての渇望だけだった。新世界を統べるという愚かしい欲求の断片のみを持ち合わせていた。

    ■ 灰野では、灰野が王だったなら、群体の侵攻になすがままだった。これは能力が劣っているからではない。意志をもなかったからだ。

    ■ 矛盾した選択を灰野は選べなかった。

    群体が人の意志群からのボトムアップとして生成される高次知性だとするなら、その殲滅は人の滅亡そのものを意味する。 人類そのものの減少だけが、唯一の正解となる。

     

    しかし、灰野では群体を攻撃するという選択を下せなかったはずだ。理由は二つある。1つ彼が意志を持たない空洞人間であること。1つ、統率するユニットには、「人を滅ぼすな」と最低限のすり込みが施されているため。


    もし群体を積極的に攻撃していなければ、忍が倫理を踏み越えてまで進もうという感情の発狂をしなければ、

    接続された全人類は、同時多発的に焼き切れていただろうと南は語る。その結果は……知性なき社会。

     

    ■ 忍はあずさにESセルの移植を行なっていた。(=脳意識への干渉=模倣子を植え付ける)

    ■ 例えESセルを移植しなくても、あずさは忍に傾いていた。クラスメイトの虐待による不安定+忍の気遣いによって

    ■ 樋口章二は自分の意志で、忍のそばにいた。

    彼はいわゆる、かなり微弱な力しか持たないクローズドで、模倣子にも自然感染、計画には直接影響しない存在でしたから


    ■ 忍は、必死で彼女たちを感染させないように振舞っていた。

    もっとも、それでもこの国に住む限り自然感染は避けられないでしょうが……印象操作はないでしょうね

    ■ ウサギの件がなければ、宗多は忍の隣にいたかもしれない。斎の位置に。

    ……冗談じゃねぇ……なんで、惚れた女まで差し出して……自分自身まで……!


    ■ 伊月笛子は、伊勢崎宗多の「思い人ではない」

    人格を受け継いだんなら、半分はそうだろうがよ!

    ……俺は彼女の姉は知らないが、資料からするとだいぶ違う人間だぞ

    どれほど克明に人格を複写しても、人の心は情報によって最適化されてしまいます

    姉と妹という肉体の差は、そのまま情報経路の質的差となります

    10年も立てば、別人ですよ。



    ■ 本堂沙也加は、自然の王に”なった"可能性がある。忍という人工の王が生まれなければ、きっと。

     

    彼女は……恐らく……忍が生まれなければ、そのかわりとなっていた自然存在なのではないかと、邑西博士は言っていました。

    ……種が生み出す、情報読解者ですか……

    我々は機能を付加するために模倣子を撒いた。しかし彼女は……天然のそれを用いることができたようです

    天然の?

    ……花粉だ。

    彼女の生誕と同時に、あの知覚の森から発生する花粉に異変が起きている。ある種の情報性の増大が確認されたんだ。

    ……この花粉という代物、模倣子と非常に似た面があると思わないか?

    どのような地域にも大なり小なり存在し、そして生物相の中核となって負う。情報を蓄積するのに、適した種だ。

    さらにエアロゾル感染性があり、環境耐性がある。

    そして人間の粘膜に容易に接触する。

     


    ■ 個体数が80億を超えた時に現れる、接続者……

     

    ■ 沙也加は、人間に興味がなかったそうだ

    だが忍との間には盟約を持った 。……高次知性、上位知性……おそらくそれは種にとって自然の現象なのだろうな

    忍はわかったんだろうな、それが。だから接触した。彼女のような人の倫理を阻害された者は、ゆえに忍にとっては絶対的な他者だった。

    ……恋は、自分とするものではありません。だからこそ忍は、繋がりたいと願う反面、他者を求めた。

    結果として、仲間を過剰なまでに遠ざけたがったたんです。

     

    ■ 沙也加という自然存在、自然の王はなぜ「人の形」をとったのだろうか?

    森の奥に、異質な樹木があるんだが……おそらくあれが本来のアンテナだったんだろうな

    彼女にとっては適応放散システムだったんだろう。あの木の花粉散布量と生産機能は、群を抜いている

    ■ 模倣子の研究自体が花粉から着想を得たもの


    ■ 演算においては植物より人間が適している。知性の総意のような形で最適な個体――本堂沙也加――が選ばれたのではないだろうか。

    ■ 斎は、千鳥や南と会話している。忍が錯乱しているあいだに交友を深めた? もしくはそれ以前から?

    ■ 斎は加速処置を受けている。

    加速処置のほうは平気ですか?

    はい。問題なく

    ■ 記録は常に残る。たとえイマが全てを記さなくても、きっとどこかに残っている。

    ■ 忍が王でなければ、群体が発現していなければ、沙也加が世界を闇に染めていただろう。

    +++++

     

    終わりです。

     

     

     

     

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