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2011/07/30

イン・ザ・プール 読了。

Category:一般小説

Keyword:

    イン・ザ・プール


    ★★(2.0)

    電子書籍としてiPhoneのアプリにもなっているこの本。
    評価も結構高かったので、図書館にいってちょろんと借りてきちゃいました。

    あらすじ

    「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。  




     ちょっと稀な病気に掛かった患者と、変な医者と看護婦が織りなす短篇集といったところでしょうか。

    では感想を、つらつらと。



    変人度が足りない



     この本の売り文句、又はテーマ?が、
    変人奇人のドクター伊良部が変わった患者を治療していくというものだ。

     しかし読んでみれば、肩透かしを食らった気分だった。
    変人だのなんだのと謳っているが、読んでみれば大したことはない。

    デブでマザコンで注射フェチ、未だに心は小学生みたいな素直さとねじ曲がった純真さを持つ、
    ただの一風変わったオッサンだ。
    それだけなのである。


     どの章の、どの患者も二言目には「こいつ本当に医者か?変人にもほどがあるぞ」と指摘し、さも個性的で魅力的なキャラクターのように語るのだが、しっくりこない。


     そう、正直、変人度が足りない。
    全くもって、突き抜けてない。
    突き破るほどの変人さを感じられない。


    もっと異常な狂気を孕んでいるような医者を想像していただけに、期待はずれだった。
    よくSF小説で出てくるようなイカレチャッてる感じの。
    または医者自身が、精神病を患いながらも精神病罹患者を診察するとか、そういうのもいいのかもしれない。



     ただ、思うのは、キャラ薄いなーと感じてしまうのである。
    端的にいえば、伊良部なぞ"一般人に毛が生えた程度"というのが感想だ。
    テーマ負けもいいところだった。


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    奥田 英朗
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    患者側にも魅力がない



    患者のかかってる病気も、今じゃありふれているものばかりで新鮮味がない。
    ただ設定が平凡でも、作者の構成や文章力次第で面白くなる場合がある。

    でもこの人の文は面白みがない。
    特徴がなく、優等生が書いたような印象を受ける。
    話の展開もオチが読めるものばかりで、読んでいても楽しくもなんともない。

    それでも『薄っぺらい本』と言うわけではないんだが、本書を期待していただけに落胆が大きかった。



    まとめ


    評価がやたら高いが、絶賛されるべきものだろうか。
    面白くはないとは言わないが、そこまで面白いものか?と疑いたくなってしまう。

     伊良部シリーズは三部作?らしいので、他のを期待し次のも読んでみようと思う(・ω・)


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