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TOP > 個別ルートのレビュー > Rewrite ルチア √ 彼女を救うには、人との絆が必要だった [レビュー]

    amefuri rutia

    評価:★★★(3.9)

     

    Rewriteのなかでもっとも毛色が異なる、此花ルチアルート。

    ホラーあり、謎解き?あり、涙ありで大変満足でした。

     

    ここから下は、ネタバレなのでお気をつけを!

     

     

     

     

     

     

     

     

    ルチアが不幸だったのは、人とのつながりが希薄だったから

    此花ルチアはとてもつなく不幸な少女だ。彼女の体内には触れただけで人を殺すほどの毒に加え、味覚と嗅覚の受動器官がうまく働いていない。

    本当なら学校には馴染めず、社会に溶け込めない。しかしそこはガーディアンという超人組織と唯一無二の親友・静流がサポートをしている。

     

    けれど彼女が幸せな学校生活を送っているかと言えばそうじゃない。

    だってルチアは、「生きているものに触れない」からだ。体内の毒は投薬によって抑えられているんだとしても、ルチアの心は”また”生き物を毒殺してしんじゃないかと怯えてしまっている。

     

    誰かを「自分のせいで」傷つけてしまうのが怖いから、友達は作らず、遠避けてしまう。その結果はクラスでは孤立し、孤独という感情を食べ飽きるほどに味わってしまっている。

     

    ルチアの毒が人を遠ざけいるんじゃない、彼女の心が人との接触を拒んでいるんだ。自身の体質を受け入れな限り、誰かの胸で泣くことも、手と手でふれあうことも、お弁当の食べ回しさえも彼女はできない。

     

    組織が生活を保証してくれても、たったひとりの親友が慰めてくれても、ルチアの乾いた心は癒せない。

     

     

    オカ研との接触

    静流のお目付け役として、しぶしぶ、仕方なくオカ研に入部したルチア。静流が一緒にいるおかげか、ルチアは上辺だけでも友達を作ることに成功した。

    今まで彼女には友達と呼べる友達も、知り合いと言える程の仲の知り合いもいなったが静流が加わるだけで物事が上手くいくのは皮肉だろうか。

     

    瑚太郎と出会い、小鳥やちはやと会話をし、ものぐさな朱音を静流とみんなで笑いあう。みんなで何かに取り組む、仲間と冒険に出かける。

     

    それは青春だ。

    あったかくて、きらきらとしていて、日だまりのようにぬくぬくとしるそれは、ルチアが待ち望んだ幸せのかけら。

     

    幸せというポケットに詰め込むのは、青春というなのみんなとの絆。

    例えそれがかけらぽっちの物でも、みんなに本当の自分のことを言い出せなくても、とても大事なものなのだ。

     

     

    その出会いがあったからこそ、ルチアが死ぬことに使命を覚え、生きることを諦めた時、彼女を救えるのはオカ研のメンバーだけなんだ。

     

     

    人が人を繋ぎ止める

     ルチア blog 絵

    瑚太郎に静流にちはや。

    全員が駆けつけてきてくれたわけじゃない。(そもそもあの場所は毒の耐性が無ければいけない、さらに小鳥も朱音も行方がわからない。けれど毒の耐性をもち、事情を知ったならきっと来てくれる。彼女たちなら来てくれる。そんな気がするんだ。)

     

    ルチアを想って、ルチアに生きてほしくて、死んでほしくないから、好きだから、大事だから、友達だから、三人はあそこに来たんだ。

     

    きっと瑚太郎だけじゃ、ルチアを救えなかった。彼女を理解することができなかった。

     

    恋人でも親友でもない、大真面目に喧嘩をしたちはやがいたから、瑚太郎は間違わずに済んだんだ。

     

    三人が三人とも「お前は生きてていいんだ、無価値なんかじゃない」っていうのを態度で示してくれたからこそ、ルチアはまた現実に生きようって思えるようになったんだ。

     

    ――――――――――――

     

    ルチア√を終えて思う。

    人ひとりを救うのは簡単じゃないっていうこと。

     

    今の世の中で、友達がお前は価値がある人間だ、生きてていいんだって、大真面目に言ってくれる人なんてどれくらいいるんだろう?

    ・・・

    そしてそれを言われる本人に、本当に価値がないと言ってもらえらないんだとしたら、それ以外の人間はどうやって実存(現実に存在すること)へのきっかけを掴めばいいんだろう?

     

    ・・・自殺願望を持ってる人がひとりでに勝手に死んでいくってのが、その答えだったとしたら、本当に世界は残酷だ・・・。

     

     

     

    雑感


    Rewriteのなかで最もイチャラブ度が高い、ルチア√―――とても良かった!

     

     

    可愛くお弁当を作るのは好きなんだ

                                                                                  

    Rewite ルチア (2)

     

    「可愛くお弁当を作るのは好きなんだ」

     

    今まで殴られに殴られてきたので、この少女っぽいぎゃっぷに胸キュン。

     

     

     

     

     

    称号げっつ!

     

    Rewite ルチア (9)

     

     

    本当にどうしようもない称号だなwwいるかっっwww

     

    この遊び心はリトバス風味で懐かしい感じがする。

     

     

     

     

     

    不潔だからだ!触りたくないっ、悪いかっ!!

     

    Rewite ルチア (24)

     

    「花まで、・・・・・・不潔だって言うんですか、あなたは」

     

    「不潔だからだ!触りたくないっ、悪いかっ!!」

     

     

     

    今思うと、いや当時でもほんとうにルチアは不器用だったんだなって思い知らされる。こんなの言い方ひとつ変えるだけで、ちはやとの決裂は避けられたかもしれないのに。

     

    言い方というか、大事なことをあえて言わなかったせいかもしれない。

     

     

     

    Rewite ルチア (26)

     

    「わ・・・、私だって・・・、・・・・・・ぅ、・・・こんな生き方、・・・・・・好きでやっていると思うかっ・・・!!」

     

     

     

    瑚太郎の考えと同じく、委員長は覚悟のもとに日々を送ってるものだと思っていた。決意のもとに潔癖症という体質を受け入れているものだと思っていた。

     

    でも違う。そうじゃない。

     

    このときになってはじめて、彼女は被害者なのかもしれないと思い始めた。

     

     

     

     

    こんなもの欲しいなんて言った覚えは一度もないッ! 迷惑だッ

    Rewite ルチア (38)

     

     

     

    二人の不器用が、すれ違う・・・。

    「えっ、とっとと・・・・・・、」

    何かフォローしなくちゃと思うんだが、・・・クソ、言葉が出ねぇ・・・!

    こいつらの性分からわかってる。

    早くなんとかしないと、気まずさや悲しさ、悔しさを、すぐに怒りで誤魔化し出す・・・!

    「・・・・・・こ、」

    「・・・・・・っ」

    「こんなもの欲しいなんて言った覚えは一度もないッ! 迷惑だッ!!」

     

     

    二人とも超がつくほどに不器用だ。

    ほんとうは仲直りをしたいのに、相手の好意がわかっているはずなのに繰り返し間違えてしまう。そしてルチアの心の傷を安易に触れたことに後悔した。

     

    瑚太郎の弁のとおり、誰かの心を治そうなんて出しゃばっちゃいけない。そりゃあ協力しあったり、支えあうのはいいと思う。

    でもこんなふうに”治療”という名の善意の押し付けが、その人のためになるんだろうか?

     

     

    その荒療治がうまく行けば、綺麗な結果として終わる。

    美しい物語として、良かったねと笑いあえる。

    結果のあとに、過程なんて見向きもしないだろう。

     

    だから、だからこそ上手く出来なかった場合は、相応の代価が支払うことになる。

     

    瑚太郎達は自分たちの行動を悔やむ。

    やりすぎたことを、急ぎすぎたことを。

     

     

     

     

     

    そのあとの、この静流の一言

     

     

    Rewite ルチア (39)

     

     

    「・・・ルチアは私がなだめておく。コタローたちは、ちーを頼む」

     

     

    もうなんかさ、静流の心の大きさに泣いた。

     

    自分の親友が、荒療治によってさらに心の傷を負ったと知ったなら、怒っても仕方ないと思う。

     

    もし自分なら怒るだろう。

    その親友をよくも理解していないのに、勝手に事態を進め、惨憺たる結果を招いた。せめて自分にも相談して欲しかったと怒鳴るかもしれない。

     

    でも静流は瑚太郎たちをさげすんだり、ののしったり、非難さえしない。ただ「しょうがないよ 急ぎすぎたね」、とにっこり微笑むのだ。

     

    大人すぎる大人な対応。

    彼女には頭が下がる。

     

     

     

     

    まさかこれがミスリードだったとは

     

    Rewite ルチア (67)

     

     

    アサヒハルカの話のなかで、此花ルチアが主観上で語られるものは、すべてウソ。文字が追記されていくコピー紙から、路上や家でルチアが見るアサヒハルカはすべて物語を撹乱するためのフェイク。

     

    うみねこ風にいうなれば、それはやさしい嘘。甘い幻想。

     

     

     

    これも

     

    Rewite ルチア (76)

     

     

     

    これもこれも

     

     

    Rewite ルチア (81)

     

     

     

     

    すべてはルチアの茶番だと知った時はヤラレタと思ったΣ

    竜ちゃん(竜騎士07)がここまでやってくるとは!

    つーかRewrite上でこういうのをかましてくるとは!

     

     

     

    Rewriteのなかで、ルチア√がものすごく毛色が違くてびっくりしたよ(=^ ・ω・) 前半ホラーで後半バトルだものなー。(完全に竜ちゃんの十八番ですねわかりまs)

     

     

     

     

     

     

    …私は、汚れているんだ、…不潔なんだ……

     

    Rewite ルチア (82)

     

     

    「……手も握らない、肩も抱かない。……ジュースの回し飲みなんて出来ないし、私が口にした食器を他人に触れさせるなんてとんでもない…」

     

     

    ヤマアラシのジレンマ。

    誰かとどんなに触れ合いたくてもそれが出来ない。

    些細なやりとりで、自分のせいで、相手を死なせてしまうかもしれない。

    文字通り、自分の手で。

     

    だからルチアは人と距離を置いてきた。

    自分に触れさせないように、相手に接触しないように。

    本来なら置かなくていい距離までをとってきた。

     

    その距離は、ルチアを孤立させ孤独を感じさせる。

    孤独感は心を蝕み、溶かし、水飴のようにこぼれ落ちていく。

     

    「自分は世界で一番不幸なんだ」

     

    そう思っても仕方ない。

    そう思ってるのはルチアだけじゃないんだろうな。

    小鳥もちはやも静流も朱音もみんな、自分が不幸だって思ってる。

     

    あんなに楽しかったオカ研の活動の裏には、どろりとした底知れぬ暗さがあったのかもしれない。

     

     

     

     

     

    デートが最高すぎる

     

    Rewite ルチア (122)

     

    なんだろう・・・この初々しいかんじ!

    甘酸っぱすぎる(=^ ・ω・)

     

    慣れないデートにてんてこ舞いのルチアはほんと可愛い、

    張り切ってきた用意した私服、頑張って勉強したメイク、それもすべて瑚太郎に喜んで欲しくて支度してきたのだ。

     

    なんつー乙女度( "・ω・゛)

     

     

     

     

     

    ぴゃーーーー

     Rewite ルチア (125)

     

     

    もちろんだとも!ヽ(>ω<)ノウヒャイ

    イチャラブも最高だな・・・・・・

     

    Rewite ルチア (138)

     

     

     

     

     

    ,,,,,憤死

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    誰だってわかってた、私が一番わかってた!! 地球が滅ぶその日まで、私には何の価値もないことを!

     

    Rewite ルチア (160)

     

     

    「私だって、望んでこの世界にいるんじゃない、生まれてきたんじゃない…!! お前たちが望んで生まれ、お前たちが望んでここにいるんだッ!!」

    望まれて生まれた。望んで使命を果たそうとした。

    でも、気づいたら、わたしは厄介モノだった。

     

    誰にも必要とされてない。

    誰からにも、不要だと言われた。

    生まれたきた意味は、無意味だった。

     

    ・・・

    なぜそんなふうにルチアが苦しまなければいけないのか。

    こんな理不尽が、こんな結末が、それを成したやつが許せなかった。

    こんなことを言わなければいけないルチアが可哀想でしかたがなかった。奥歯がぎりぎりときしんだ。

     

     

    Rewite ルチア (173)

     

     

    ついでだから、もっと白状する。

    味覚が駄目なんで、嗅覚も駄目なんだ

     

     

    もうなんだよ、なんなんだよこれ。

     

    人とも社会とも交わることが許されない毒、物までも破壊してしまう超振動。さらに受動器官である、味覚と嗅覚までもがルチアから失われていた。

     

    瑚太郎と会うまでのルチアはこの日常を耐えてきたんだ。

    静流がいようがガーディアンがあろうが、こんなの人が耐え忍んでいけるものじゃないだろ。

     

    こんなに、こんなふうに笑っていられることがすごい。

    まだ心が壊れていないことが信じられない。

     

     

     

     

     

    私はあなたがいなかったら、生きていけなかった

     

    Rewite ルチア (183)

    私はあながいなかったら、生きていけなかった

    なら生涯居てやるぜ

    瑚太郎は

    ……え?

    瑚太郎は私がいなくても、……生きていけるよ……

     

     

     

     

    なんでこんな悲しいこと言うんだよ・・・

     

    ルチアの諦観にも似た諦めが、使命感と無力感からごちゃまぜにななった心の内側がみえて余計かなしくなった。

     

     

     

     

     

    戦闘の演出が良すぎてwktk

     

     

    Rewite ルチア (178)

     

     

    ―――こんなの、……雨とも呼べない Rewite ルチア (179)

     

     

    なんでこんなに戦闘が熱いんだろうか。

    こんなにも、胸が厨二的に昂ぶるのは久しぶりだったよ!

     

     

    とくに静流が銃弾を回避するところが良かったなー。

     

     

    竜ちゃん、ぱないの!!!

     

    ぱないの!

     

     

     

     

     

     

     

     

    踏んでやるよ。俺のアクセルを、……全部全部……

     

    Rewite ルチア (189) 

     

    俺の腕に、痣を残した時のそれとは、まったく比べ物にならない、ものすごい毒だった。

    ……しかし、……それでも、…ルチアの毒じゃないかよ……。

    それを、……俺はまた、受け入れられなくて…。…また、……ルチアを、……悲しませてしまったんでは……。

    ……何やってんだよ、…………………俺………………。

    こんなとこで、……寝てる場合じゃないだろ……。

    踏んでやるよ。俺のアクセルを、……全部全部………。

    踏んで、踏み潰して、限界まで……。

     

     

     

    瑚太郎の願いと思い、それらがプレイヤーと一体になったとき、物語は書き換わる。

     

    この理不尽な結末を、不幸な物語を、幸せなお話に書き換えるんだって、なにがなんでも変えてやるって思わずにはいられなかった。

     

     

     

     

     

     

    生きていく意味

     

    Rewite ルチア (200)

     


    私にはこの世界に、……留まる意味が見いだせない…!!

     

    静流が倒れるまでは、ルチアは世界に希望を持っていたのに、生きたいって強く願っていたはずなのに、彼女の体質がじぶんの心の気力を崩れさせてしまった。

     

    現実に生きるっていう強い動機が壊れ、反転し、死ぬしかないっていう負のサイクルに変わってしまった。これは分かる、幸福は一瞬だけれど、苦悩は長く続くものだから。

     

    そしてこういう状態に陥った人を、また生きるっていう意欲に満ちさせるのは困難だ。だって当人にすれば、”生きていても仕方ない”っていう思いしかないからだ。

    だって現実に生き続けるってことは痛いことばっかりなんだから。それはまるで尖ったナイフで体中に無数の傷をつけられていくように。

     

    だったら生きることなんて無駄だ、痛みが長引くだけなんだよ。

     

     

     

    ……こんな私に

    この世界に存在する、どんな意味があるというのか…?

     

    い、……意味って・・・

     

    瑚太郎は、絶句する。

     

    ほら。……答えられない

     

    (中略)

     

    ……やはり

    ……お前には私を理解することなど、出来ない

     

     

     

     

     

    人と人は分かり合えない、なんてありふれた言葉が浮かんだ。

    価値観をわかちあうのは難しい・・・なー・・・。

     

    ・・・・・・あーもう。

    ルチアが瑚太郎に対する誤解も、瑚太郎がルチアに対する理解力のなさも見ていて、こうなんていうか、あーもうっ!ってむずがゆかった。・・・つーか鈍感すぎなんだよ!!瑚太郎!!

     

      

     

     

     コタローは迎えに来た! これ以上何を望むっ!?

    Rewite ルチア (213)

    この静流とルチアのやりとりで思った。

    ルチアは心底に死にたいわけじゃない。死にたいけど助けて欲しいんだって。さっきから、ずっと、助けてって言っているのにようやく気づいた。

     

     

     

    甘えてんですよあなたはッ!!

    Rewite ルチア (219) 

    みんなあなたを心配してここまで来てくれた!!


    本当にあなたの存在に意味がなかったら、誰もわざわざこんなとこ来ないッ!!

     

    あなたが勝手に核弾頭で吹っ飛ばされてハイお終い!! でも私たちは来た!! どうしてかわかるッ!?

     

     

     

    ルチアだって本当はもう気づいているんだと思う。けど意地っぱりな彼女はちはやじゃなくて、瑚太郎に言って欲しいのだ。

     

     

    Rewite ルチア (230)

     

     

     

     

     

    まとめ

     

    Rewite ルチア (243)

     

    ・ルチア可愛い!乙女!

    ・ルチア不幸!不憫すぐる!

    ・ちはや可愛すぎ!はぁはぁ!!

     

    って感じにまとめ( "・ω・゛)

     

    ルチア√はかなり大好き。ただ瑚太郎が戦人化(うみねこのなく頃にの主人公)していたのがなんとも・・・いいがたい。

     

    いやもう完全に竜ちゃん(うみねこのライターでもある)が悪いんだけどね。・・・実際やってみるとそこまで悪くはないんだけど、瑚太郎のイメージぶっ壊してるよなー。

     

     

    参考

     




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